車検時に下廻りの洗浄・塗装という項目があります。ほぼどこの車検工場でも行っているメニューで、入庫した車両の下廻りをスチームで洗浄。
そして整備が一通り終わった時点で防錆塗装(シャシブラック)を吹く。これにより、サビから下廻りを保護するのと仕上がりが綺麗になるという二面からメリットがあります。
下廻りの洗浄・塗装費用はどのくらいか?
町工場からディーラーまで、ほとんどが似たような金額になってます。それぞれの整備工場を意識しているんでしょう。
車検の時は
重量税
自賠責保険代
印紙代
代行料
この4つが法定費用として、前払いをできればしてもらっています。
そしてそのほかに整備代として
24ヶ月基本点検料
下廻り洗浄料
下廻り塗装費用
このあたりが整備代金として形状される。
法定費用は代行料を除けば金額は同じ。あとはどのあたりで差別化をはかるかというと、点検料を安く見せて洗浄・塗装代が高い。
それぞれお店独自の金額設定があります。
軽自動車であれば下廻り洗浄・塗装代で15000円弱ぐらいで作業可能な所が多いですね。当然、ノックスドールを選んだり、厚いアンダーコートを塗るといったチョイスをすると金額は上がっていきます。
整備の現場で車をみていると、シャシブラックを毎回車検時に塗布するよりも、ノックスドールやアンダーガード、塩害ガードなどの耐チッピング塗料を下廻り全体に塗布しないと錆止め効果はあまりありません。
錆びる前にきちんとした塗料を下廻り全体に塗布しておく。これが一番車にとってはいいことです。
下廻り防錆塗装の費用は15000円〜50000円程度になってきます。
できればノックスドールなどきちんとした塗料を吹いておくのをオススメします。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。