ちょっと前から言われていた、車検ステッカーの貼付位置。ようやく決まったようで、7月3日から変わります。
今まで車検ステッカーというと、フロントガラスの真ん中の上に貼ってました。
ちょうどルームミラーの奥ですね。定期点検のステッカーは助手席側の上の端。
これがどのように変わるのか?
改正の概要として、検査標章(車検ステッカー)の表示位置をこれまでの「前方から見やすい位置」から、「前方かつ運転者席から見やすい位置」として、運転者席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置に表示するよう規定。
例外として、ただし、上記位置で運転者の視野を妨げる場合は、運転者の視野を妨げない、前方かつ運転席から見やすい位置。
と、「自動車検査業務等実施要領について(依命通達)」が2月2日に改正されました。
これを読んでもさっぱりピンと来ないところがさすが法律です。通達文章には例として図や写真が添付されてなかったので、あくまで僕がイメージしているものを書いてみます。
点検ステッカーのように、フロントガラスの運転席側の端っこの上に貼るようになると。
このナビフィルムアンテナが貼ってある部分が一番当てはまる気がします。
車検ステッカー自体を改善してほしい
そもそも車検ステッカーって、なかなか見えにくいです。
今でも点検の丸いステッカーと車検ステッカーの区別がついてない人も大勢います。
車検ステッカーを見ると、車検の満了日が記載されています。
このステッカーの場合、令和7年3月23日に車検が切れると。そこから先は車検を取らないと乗れなくなります。
車検をよくわかってない人は、免許のように満了日前後1ヶ月でとればいいと思ってる人もたまに見かけます。
そして、満了日より1ヶ月前から車検が受けられるわけですが、早く受けたら車検の期間が短縮になると勘違いしてる人も多いです。
例えばこのステッカーの場合、令和7年3月23日に車検が切れるので、令和7年2月23日から車検が可能になります。その場合、次の車検満了日が令和9年2月23日になってしまうんじゃないのか?と。
それはないので大丈夫です。
厳密にいうと、車検満了日前でも車検をすることができます。その場合は短縮車検と言って、満了日が短縮されてしまいます。基本は1ヶ月前から車検を受ければ問題がないという事です。
無車検対策だと思いますが、おそらくこれから先技術が進めば車検が切れた車はエンジンやらシステムが起動しなくなるといった事が出来るようになるんじゃないかなと。
全てがコネクテッドカーになれば、それは可能です。そうすれば、自賠責保険が切れた無車検車での痛ましい事故がなくなりますからね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。