この前ハスラーがオイル交換に来店しました。
その時下廻りをのぞいてみると、やけに油ぎってるなぁと。
原因はどこかなと探っていると、ここでした。
トランスファのドレンボルトです。
レンチを当ててみると、手でクルクルと回るほど。
ちなみに、一度もトランスファに限ってはオイル交換をした歴がありません。これを見てまたかと思いました。
そんな事ないよ?
という意見もあるかもしれません。
しかし、経験談で語ってます。スズキのトランスファ、ドレンボルトですが、かなりの確率で緩んでいることがあります。
下手したら、新車点検で入庫してきたときにすでに緩んでる個体もありました。
このドレンプラグですが、イモネジでテーパーになっています。
ガスケットを使っておらず、液体ガスケットを塗布して締め付けるようにと整備書に書いてあります。
スズキ車で4WDの車は、トランスファのドレンボルトを必ず当たってください。
緩んでいたら増し締めが必要です。MH21Sとかその時代くらいから緩んでるのがありましたので、ハスラーも緩んでいるという事は改善されてないのか?
締めすぎるとケースにクラックが入るので、それもそれで注意が必要です。
オイルがにじんでいたら絶対緩んでるので、増し締めしてオイルを規定量まで補充してください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。