新車点検をした時、付属のメンテナンスノートに記録を記載します。たまにじーっとメンテナンスノートを見てみると、なかなか興味深いことが書いてあります。それは、各部品の交換時期や距離が明記されています。
今日、スズキ車のメンテナンスノートを見て、結構変わってきていたので紹介します。
今までスズキの軽自動車にはKR7AIというプラグが装着されていました。このKR7AIというプラグがいただけませんでした。
何故ならば白金プラグといわれる部類のプラグであるんですが、耐久性が普通のプラグと変わらないのです。そのくせ値段はイリジウムプラグと同等。
値段が高い割に耐久性がまったくないというプラグ。というのも、通常長寿命タイプのプラグは両貴金属タイプとも呼ばれています。中心電極と外側電極の両方がイリジウムなので、耐久性に優れています。
スズキの純正採用されてきたKR7AIは中心電極はイリジウム。だけど外側電極は通常タイプ。飛ばす火花は元気なんですけど耐久性には難があったわけです。
これが、今では両貴金属タイプに置き換わっている模様です。軽自動車じゃなくて普通車は10万キロ交換推奨となっています。
続いて驚いたのがミッションオイルです。マニュアルのミッションオイルって従来タイプは5万キロ程度で交換を推奨されていました。それがなんと15万キロとなっています。シビアコンディションでも75000km。
使用するオイルがスズキ四輪ギヤオイル75W-90の車です。
オートギヤシフト車に至っては無交換、もしくは75000kmと記載されています。
だけど75W-80の粘度を使ってる車は4万キロまたはシビアコンディション2万キロ交換とされています。
使われているオイルの種類をよく見極める必要がありますね。
気を付けないといけないのがATFです。ATFって交換されていない車に対して交換するとトラブルを引き起こす。という都市伝説がささやかれています。
スズキのATFは4万キロ。シビアコンディションで2万キロ交換とされています。これをきちっと守る人のほうが少ないかもしれないですね。
ATFもちゃんと交換をしないといけないということです。ちなみに小型車及び普通車は10万キロもしくは8万キロとなっています。
こちらも意外と交換距離が早めです。デフオイル。4万キロもしくは2万キロとなっています。シビアコンディションでは2万キロとなっているので、車検ごとに交換してもいいくらいですね。
部品の交換時期って変わってきています。新型車が出たらちゃんとメンテナンスノートを読んで、自分の車がどれに該当するのかを確認してください。
取り扱い説明書には交換時期が書いてないものもあります。
その時はメンテナンスノートで、交換指定されている時期や距離を把握しておきましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。