スズキ車で、車のキーレスが効きにくくなってきた時キーレスの電池交換を真っ先に考えると思います。
このスズキ車のキーレス交換には注意が必要です。
注意してほしいのは写真のタイプ。
一見複雑でもなんでもないように見えるキーレスです。
電池交換はネジを1本外すだけのお手軽さ・・・。なんですが、ここに落とし穴があります。
このタイプキーレスのネジがとてつもなく固い。5年以上経過して初めて電池を交換しようとキーレスのネジを外そうとする・・。
十中八九ネジが固着して緩みません。
普通のネジならこのような精密ドライバーでもくるくる容易に回るはずなんです。
が、この頃のスズキ。キーレスのネジに緩み止めが塗布されてるのです。
ネジ山に青っぽいものが見えますね?ネジロックの一種で緩み止めです。
これがものすごく緩み止めしてくれて、経年経過した場合そう簡単に回せません。お客さんが
「キーレスの電池変えてくれ!」
って店頭に来ますよね?スズキのこのタイプだったら緊張の瞬間です。本当に緩まないから。今回も緩まなくて、この精密ドライバーをプライヤーでがっつり固定しながら体重をかけて回す。
相手はプラスチックなので、体重を乗せすぎるとキーレスのケース自体が割れる。
もうどうしろっていう話になっちゃいます。10年くらい使い込まれたら緩めることは不可能になるんじゃないだろうか?
もし完全に固着してネジ山を舐めてしまいそうならドライバーというよりは、ラチェットタイプのビットを使うのがいい。
こういう工具です。普通のドライバーより大きなトルクを伝えることができますから。
あ、やばい・・・
と感じたらお店にお願いしましょう。
めっちゃくちゃ固いのありますから気をつけてください。
固着を防ぐには固着する前に一度外しておくのがいいですね。それこそ1年くらいで一度交換する。5年も放置した後じゃ緩まなくなってます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
こんにちは、いつも楽しみにしています。
DIY初心者ですがオイル交換、ブレーキパッド交換などぐらいはできるかな-?と思いいろいろと検索をかけてMHOさんにあたりました。
新車購入してディーラーでサービスしてもらっていますが、オイルとかもこちらの交換時期で変えたいし、パッドも社外品に変えたいと思っています。
で、本題ですが、現在ホンダフィットGK3に乗っているのですが、ブログではホンダ車の掲載が少ないように思います。ホンダ車が全体的に少なく、地域によっても台数が異なることからかと思いますが、いかがでしょうか?ホンダ車が癖があるとか、整備しにくいとかの情報もありますが、いかがでしょうか?
この部分に緩み止めを塗る必要があるのかと、自分的には思ってしまいますねぇ。
緩み止めは、緩んではいけない所に湿布する物。
確かに、この部分は緩んで欲しくない部分かもしれませんが、電池交換の為に2年に1回は交換するものだと思うので、必要がない様な気が…。
この場合、思いきって電動インパクトなんかで一気に緩めた方がいいかもしれませんねぇ!
ネジがなめるか?緩むか?の賭けになってしまうかもしれませんけどね…。
最近までRF3に乗ってました。ホンダの整備記録は少ないかもしれないですね。それはおそらく我が社でホンダ車があまり売れていないからかもしれません。個人的にホンダというメーカーは僕は大好きです。
キーレス電池の交換がくると本当に憂鬱です(笑)車検のときとかならいいんです。お客さんが目の前の椅子に座っている状態で、ネジロックと戦うときが最悪。
「どうしてこの人ネジ一本外すのにペンチなんか持ってるの?」なんていう印象を与えてしまいます。
この前もプラスドライバーが折れました・・。精密ドライバーをプライヤーでがっつり挟み込んで、回しては緩めるの繰り返しをしてゆっくり外します。