ここの所、リコールが立て続けにでているスズキですが、ちょっとした情報を手に入れたので紹介します。
こういった情報は共有してこそ意味がある。ファイネスなどのサービス情報で検索できるようにしてほしいのが本音です。
ソースはスズキのサービスニュースです。メーカーからディーラーに降りてくる情報で、外部へはほぼ出てこないものです。
目次
社外ベルトを使うとクランクプーリーボルトが折れる!?
スズキ車で、エアコンベルトにストレッチベルトを採用しているモデルにおいて、純正以外のベルトをつかうとクランクプーリーボルトが折れることがある。というものです。
今、スズキにはリコールでエネチャージ車のクランクプーリーボルト交換作業がでています。これと同じ個体になるのかというと、該当車種をみるとそうでもないようです。
クランプーリーボルトのリコールを抱えている車体以外でも、社外のベルトを使うことでクランクプーリーボルトが折れてしまう可能性があるという事になります。
対象車としてはソリオ・クロスビー・イグニス・エスクード・キャリィ・エブリィ・エブリィワゴン・ワゴンR・スペーシア・ハスラー・ジムニー・ジムニーシエラ。
ラインナップを見るだけでも相当です。
純正ストレッチベルトを使わないとクランクプーリーボルトが折れる理由
これら対象車にはエアコンコンプレッサにストレッチベルトを採用しています。従来のようにエアコンコンプレッサ自体をアジャストして、ベルトを張り調整するタイプではありません。
エアコンコンプレッサとクランクプーリーの位置はそのままにベルトを交換することになります。ストレッチベルトはクランクを回しながら治具を使って装着します。
この時、ストレッチベルト以外のベルトをそもそも使うと駄目。そして、非純正のストレッチベルトを使っても、張力が強くなりすぎるようで、クランクプーリーボルトに負担がかかるということです。
補機ベルトも純正を使う時代がやってきた
車のランニングコストを下げるためには、社外部品を使うと効果的です。ただし、中には粗悪の社外部品も存在します。特に昨今、ネット上で購入ができる格安部品は危ないものが多くなってきました。
有名の部品メーカーのものならまだいいんですが、あまり聞いたことのない物やノーブランド品は注意が必要です。
タイミングベルトやクラッチ関係など、重要部は出来る限り純正部品をお勧めしてきましたが、そろそろ補機駆動ベルトも純正を使わないといけなくなるかもしれませんね。
僕自身自分の車の補機ベルトは純正をオーダーしています。
実家のロードスターも部品は純正しか今のところ使っていません。10年くらい前の車に限って言えば、社外を使っても何ら問題ありません。
しかし、今後出てくる車に関して言うと、純正を積極的に使うほうがいい時代が来たのかなって思います。
スズキ車のストレッチベルトには気をつけください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。