スタッドレスタイヤを長く使うために気をつけたいポイント6つ

冬といえばスタッドレスタイヤです。今ではゲリラ雪などもあって、広い地域でスタッドレスタイヤが必要になってきました。

タイヤ代は車の中で一番コストがかかってくる部品の1つです。長くスタッドレスタイヤを使うためのコツとスタッドレスタイヤの注意点などをまとめてみます。

スタッドレスタイヤには慣らしが必要!

雪が降る直前までスタッドレスに履き替えない人で、新品タイヤを用意している人は要注意です。

新品のスタッドレスタイヤには慣らしが必要です。新品を履いて瞬時に性能を100パーセント発揮できるかというとそうではない。

慣らしの期間ってどのくらいかというと、新品タイヤについているイボイボがなくなったらと考えてください。

ある程度走っておかないとスタッドレスタイヤの性能を引き出せないので、雪が降る若干前から履いておきましょう。

タイヤの保管は日陰で風通しの良い場所に

ノーマルタイヤにも共通して言えることですが、タイヤの保管場所について。オフシーズンにタイヤを保管する場合、日の当たらない風通しのよい場所(湿気のない)に保管すること。

特に太陽の紫外線が一番まずいです。紫外線にタイヤを当て続けるとあっという間に劣化してしまいます。例え新品タイヤだとしても、ゴムが硬化して使い物にならなくなってしまいます。

オフシーズンはきちんとした場所でタイヤを保管しましょう。

タイヤの保管時には空気圧を落としておく

これもタイヤの保管についてですが、タイヤを保管する時は空気圧を半分程度まで落としておくのがベストです。

常に指定空気圧まで充填しておくと、内部が緊張した状態にあるためよくありません。

タイヤの保管時はエアーを半分程度に落としておきましょう。

スタッドレスタイヤの摩耗限度を知っておく

スタッドレスタイヤには、これ以上摩耗したらスタッドレスとして使えないですよというプラットホームがあります。

タイヤの側面に矢印マークがあるので、その場所から溝をみてみると

このように、溝の部分にプラットホームがあるのがわかります。

スタッドレスタイヤの溝がプラットホームに達したら、そのタイヤはスタッドレスタイヤとしての性能を発揮できなくなるので交換が必要です。

夏にスタッドレスを履くとグリップが甘い?

プラットホームまで磨り減ったスタッドレスタイヤ。

夏タイヤとしてのスリップサインまではまだ使える・・。ということでノーマルタイヤとして履き潰す人も結構います。

ただノーマルタイヤとスタッドレスタイヤは求められている性能が違うので、若干の注意が必要。

スタッドレスタイヤの方がノーマルタイヤよりも柔らかいため、ノーマルタイヤとして使用するとグリップが甘くなります。制動距離がドライ路面では伸びたり、コーナーリング時のグリップもいまいちになります。

ノーマルタイヤよりもドライ路面では限界が低いので注意して履きつぶしてください。

きちんとタイヤローテーションしよう

スタッドレスタイヤを長持ちさせたいなら、定期的にタイヤローテーションをするのがベストです。

タイヤは駆動輪が減りやすい傾向にあります。今の車はほとんどがFFです。FFの場合、前輪で駆動をして操舵もする。さらにブレーキング時には前荷重になるなどなどで、前輪が他の駆動方式よりも減りやすいです。

ある程度の距離を走ってきたら前後をローテーションすることで、長持ちさせることができます。

そのシーズンをずっと前輪で履いていたら、次のシーズンには後輪に履かせるなど、わかるようにタイヤにマークをつけておくのがベストです。

以上、タイヤを長持ちさせるにはちょっとした気遣いをするだけでいいんです。

基本は空気圧を定期的に見る。というのはノーマルタイヤにも共通して言えることなので、専用のエアゲージを1つ買っておきましょう。

ぼくも使ってるエーモンのエアゲージ。使いやすくて安くて丈夫。誤差もほとんどないのでおすすめです。

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