車のエンジンをかけるにはセルモーターが役割を担っています。プリウスなどのトヨタ系ハイブリッドはハイブリッドモーターをセルモーター代わりに使うので、ついてない車もあります。
ただまだ9割くらいの車にはついてるセルモーター。今回はこのセルモーターについて。別名スターターモーターとも呼ばれています。役割はいたってシンプル。イグニッションキーをひねったり、プッシュスタートを押すとセルモーターが回ります。
セルモーターが回るとリングギヤとかみ合いエンジンのクランクシャフトを回転させます。そして燃料を噴射して火花を飛ばす。これでエンジンがかかる。
セルモーターが壊れるとエンジンがかけられなくなります。マニュアル車は車を人力で押し出すことで押しがけをすることができるタイプもあります。
目次
セルモーター交換時期は?
セルモーターの交換時期はどの程度になってくるか?
これは3通り考えられます。まずは異音を発生する場合。たまにフライホイールとのギヤの噛み合いがよくない車が異音を発生することがあります。
オーバーランニングクラッチのピニオン部分で交換できるタイプもあればアッセンブリーの交換になるケースもあります。
続いてセルモーターが動かなくなった場合。一番困るパターンです。エンジンがかけられない。衝撃を与えると動くこともありますが、交換やオーバーホールが必要です。
最後にアイドリングストップ車。アイドリングストップ車は頻繁にエンジンを止めたりかけたりします。その回数をECUが記憶していて、一定以上の作動をした場合チェックランプを点灯させる。
アイドリングストップが効かなくなるので交換が必要になります。
まとめると「異音を発生したら」「動かなくなったら」「チェックランプが点灯したら」ということになります。
セルモーター交換費用は?
セルモーターの交換費用はどの程度かかってくるか?現場で交換するとなると、リビルト品との交換が主流です。
セルモーターの新品は価格がかなり高額です。5万円を超えることは当たり前なので、リビルト品と交換するのがほとんどです。
セルモーターの交換費用は35000円〜100000円程度になってきます。昔の車はエンジンを下ろさないと交換できない場合もありました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
RF3はディーラーでの交換で約5万円(リビルド品使用)でした。
SSTが無く、一般の修理屋さんで断られてしまいました。
モビリオのセルモーターを交換したことがありますが、ちょっとやりにくかったです。RF3のステップワゴンはもうちょっとやりにくそうです。