スポーツカーを乗り続ける人

僕もスポーツカーに乗っていましたが、今はもうスポーツカーには乗っていません。

スポーツカーという車ははっきり言って不便です。ですが、やっぱり車の中では一番楽しいジャンルの車であるのも間違いないですね。今の時代の車というのは、いろいろなデバイスが電子制御化されてきました。ちょっと前の車であれば、そういったデバイスはなくドライバー自らが操作するのが当たり前でした。

そんな中、スポーツカーを意のままにコントロールできるようになるのは本当に楽しいものであるのです。

僕が現役でスポーツカーに乗っていた頃って、ガソリン価格が今よりもずっと安かったです。スポーツカーには主にハイオクガソリンを使用しますが、その頃はハイオクで1リッター107円程度だったんです。なので、パワーを絞り出すエンジンを載せた燃費の悪いスポーツカーであっても燃料コストは現在と大差なかったのかもしれないですね。

乗っていたRX−7は1リッター当たり4km程度しか走りませんでした。燃料タンクが70リッターを超えているので、満タンにして大体60リッターくらいは入った。それでも107円だったら6420円です。そして、今の時代ハイオクは1リッター160円台。60リッター入れると9600円です。3000円以上高い訳ですね。これは痛いですよ。

現役で販売しているスポーツカーは低燃費化されてきていますが、さすがに実用燃費がリッター10kmをまともに超える車は少ないでしょう。そうなるとランニングコストがやはり15年前よりもかなりかかってしまいます。

タイヤはアジア製の格安タイヤが台頭してきたので安くなってきましたが、燃料コストはかなり痛い。

今の時代でスポーツカーを維持し続けるのは結構な覚悟が必要ですね。

2人しか乗れないスポーツカーで、リクライニングできない車もあります。冬は後輪駆動が多いから雪に弱いしすぐにスタックしてしまう。渋滞の時など半クラッチが重たくてキツい。

いろいろなネガティブ要素がありますが、晴れた日に見晴らしの良い峠道を走るとそんなことを全部忘れてしまうくらいに爽快な気分にさせてくれます。

機会があったらスポーツカーを一度乗ってみてください。とても楽しい車です

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