車を運転中に、たまにルームランプが点灯する・・・。こんな症状に遭遇したことありませんか?走行中にルームランプが点灯するという症状、れっきとした原因が存在します。
その原因と対策方法を紹介します。
ルームランプが走行中に点灯する原因は、まずDOORモードになっているということ。
DOORモードというのは、ドアを開けた時にルームランプが点灯する機能です。夜に車のドアを開けたとき、ルームランプが照らしてくれ便利なのでほとんどの人が使ってる機能だと思います。
このDOORモードにしている時に、走行中にルームランプが点灯することがあります。
ワンボックスタイプの車に多いのがこの症状。
信号待ちで、信号が青になったらアクセルを踏んだ。加速している状態の時にルームランプが点いた。加速をやめたらルームランプが消えた。
これはリヤのハッチに原因があります。アクセルを踏んで加速をしているときは、後ろ側に荷重がかかります。後ろ側にGがかかってハッチが半ドアのような状態になる。
これが原因でルームランプが点灯することがあります。ブレーキを踏んだらルームランプが消えたらほぼ間違いありません。ブレーキを踏むと今度は前荷重になるので、ハッチが締まる方向へ力がかかるからです。
つづいて右のカーブや左のカーブを曲がっている時に、ルームランプが点灯するというケース。これもどちらかというとミニバンなどスライドドアの車に多いです。
右のカーブを曲がってる時にルームランプが点灯するなら左側のドアに原因があります。右カーブを曲がってる時左側へ遠心力がかかります。
つまり左側のスライドドアが遠心力で半ドアのようになり、ルームランプが点灯します。
左カーブはその逆です。右側のスライドドアに遠心力がかかり、半ドアになるということです。
半ドアといっても、厳密にいうと半ドアではないのです。遠心力のチカラで若干スライドドアが浮き気味になってしまうということです。
続いて、どこのドアが原因なのか?
どうやって調べるのか?
これは意外とシンプルです。一つ一つドアを内側からロックした状態のまま押してみる。内側から力をかけることで、擬似的に遠心力に似た力を与えます。
ちゃんとしたドアであれば内側から押したくらいではルームランプは反応しません。もし内側からドアを押してルームランプが点灯したら原因はそのドアとスイッチにあります。
ルームランプのDOORモードは、ドアの部分にスイッチがついています。カーテシスイッチとかドアスイッチと呼ばれるものです。
ドアスイッチをドアが押して、半ドアなどを検知しているわけです。遠心力で半ドア検知する場合、このスイッチを調節する裏技が存在します。
ドアスイッチのネジを外します。そのネジと本体の間に一枚ワッシャを入れる。
こうすることでどうなるか?
規定の位置よりもドアスイッチが外側へでます。つまり、ドアとの密着度が強くなる。なので半ドアを検知しにくくなるということです。
ルームランプが走行中に点灯する原因
・右カーブで点灯するなら左側のドア
・左カーブで点灯するなら右側のドア
・アクセル踏んだら点灯するのはバックドア
それぞれドアの特定と対処方法
・ドアをそれぞれ内側から押して、ルームランプが点灯するドアがクロ
・該当のドアについてるドアスイッチにワッシャを一枚入れる
これだけで、走行中にルームランプが点灯するという問題が解消できますのでお試し下さい。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。