スズキのソリオです。型式はMA15S。
クーラントがウォーターポンプより漏れていたので、ウォーターポンプを交換することになりました。
ソリオのウォーターポンプは整備指数で1、8時間。そんなに難しい部類には入りません。エンジンもタイミングチェーンなので、オルタネーターのベルトを外すだけ。
まずはラジエターのドレンコックよりクーラントを抜き取ります。
ウォーターポンプはオルタネーターの横に付いています。オルタネーターベルトを外す前に、ウォーターポンププーリーのボルト10mmの4本を緩めておく。ベルトを外してからだと、プーリーが空回りして回り止めが必要になりますから。
10mmのメガネで緩めたらスパナでさらにすこし緩める。プーリーを外すのはベルトを取ってからです。
作業的には上からでも下からでもウォーターポンプの交換は可能です。作業性を高めるために右フロントタイヤを外します。
そしてフェンダーの横のカバーも外す。クリップ4つ程度でした。
下から見た図になります。
オルタネーターベルトを外します。
今回ベルトは再利用するので、オルタネーターとウォーターポンプのプーリーからベルトを外しておくだけでOK。
ウォーターポンププーリーを外します。
これでウォーターポンプが見えます。取り付けボルトは12mmで6本程度だったと思います。ちなみに2本がナットでオルタネーターのステーになっています。先にそれを外す。
オルタネーターのステーを外しています。
オルタネーターのステーを外したので、残りはすべてボルト。それらを外す。
とり外したオルタネーターのステー。
ウォーターポンプのボルトを外したら、プラスチックハンマーなどで、衝撃を与える。そうすると残りのクーラントが出てくるので注意。
ウォーターポンプを外した図。これは上に外してきましたが、下からでも外せます。
クーラントが漏れている部分。
使用されているのは液体ガスケットでした。綺麗に取り除きます。
用意したのはパロートのウォーターポンプ。
これは、メーカーは違いますがMA15S用。
パロートのウォーターポンプにはガスケットが付いていたので、それを使う。付属していない場合は液体ガスケットを使います。
新しいウォーターポンプを取り付ける。
ネジをすべてセットしたら、対角線上に均等に締めていきます。
ウォーターポンププーリーを取り付ける。空回りするのでマイナスドライバーなどで回り止めをしながら締め付けます。
オルタネーターベルトを取り付けます。
一緒にベルトも交換するのがベストだと思います。この車は走行が2万キロに満たなかったので再利用しました。
全部組み終わったら、クーラントを入れます。
4リットルあればちょうど足りました。
そして役に立つクーラントエア抜きのファンネル。最近のスズキ車はエア抜きが難しくなってます。これを使うのがベストです。
サブタンクのスーパークーラントも入れ替える。
サーモスタットが開いてヒーターが効いてくるまでレーシング。
あとは漏れがないか確認すること。最後にクーラントの量を調整して終わり。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。