長いこと車屋さんをやっていると、気の毒だなぁ・・・と言わざるをえない状況に遭遇することがあります。
もう何と言ってもこれです。
「新車を買って、1ヶ月足らずで事故に遭ってしまった!」
さらに気の毒なのは、自損事故ではなくて当て逃げや相手の方に過失が大きい事故のケース。究極は概算の見積もりが30万とか50万円など、相当高額な事故。
話を聞いていると、どんなに冷静な人でも感情むき出しで話をしてくることがほとんどです。なんて言うか、やりきれない怒りをどこにぶつけたらいいんだ的な。
とりあえず、話を聞いていくうちにある程度は落ち着いて来ますけど、聞いてるこっちも辛い。気の毒だよ・・・。と。
もし自分が大枚払って新車を買って、1ヶ月で大きな事故にあったらどうするか?しかも相手が悪い事故。最悪です。保険で直るとはいえやりきれない気持ちになります。
よく聞かれるのが、
「お宅の板金技術を信じていいんだな?新車のように戻るんだろうな?」
と。これについては、最大限の努力はさせます。と、言うにとどめています。と、いうもの板金作業というのは僕自身がやるわけではなく、板金部隊にお願いする仕事。彼らの仕事はすばらしいっ!の一言に尽きます。
が、100%新車にまで復元できるかと言うとウチの会社の設備では難しいかなと。なので最大限の努力という表現に止めることに。
中にはそのまま保険金を受け取って、新車にまた買い換えるケースもあります。これは気持ちはよくわかりますね。もし10万円程度の持ち出しで新車に買い換えることができるとなれば、僕ならそうするかもしれない。やはり新車ですぐに事故というのは嫌だ。
もし自分の車が同じ目にあったとしたら、どの程度まで許容できるか?これは外装部品の交換程度までかな。
バンパーの交換とかフェンダーの交換まで。その奥のフレーム類まで損傷が及んでいるとなると、さすがに買い替えを考えるかな。あくまで予算が許せばですけどね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。