やったことはないんですが、大変そうだなという印象を受けました。
デミオに搭載されているS5
アテンザやCX−5に搭載されているSH
いずれもマツダのスカイアクティブDというエンジンです。それぞれS5は1,5リッターでSHは2,2リッターです。
このスカイアクティブDはオイルフィルターに気をつけないとターボをダメにしてしまうので、マツダより通達が出ています。
では、実際にターボを交換する作業になったらどうなるのかな?とちょっぴりシュミレーションしてみたんですよ。僕が今まで交換してきた横置きエンジンとは異なるレイアウトを採用しているため、初見では大変そうだなというのが僕の感想です。
僕が今まで交換してきた横置きエンジンのターボは全てエキゾーストマニホールドが車両前方に配置されていました。なのでフロントバンパーを外せば大体のネジにアクセスすることが可能だったので、ターボの交換自体で苦戦したことがあまりないイメージでした。
ですがこのスカイアクティブDはエキゾーストがエンジン後方側に配置されています。なんかエンジンを下ろした方がいいんじゃない?と思ってしまうほどやりにくそうだったんです。
では整備の指数はどの程度なのかと調べてみたら、
CX-5で4WDのスカイアクティブD ターボチャージャー交換は
実に8,7時間という整備指数になっています。
2WDのFFでも7,1時間です。エンジン脱着がFFの9,2時間、4WDの10,5時間に比べてそんなに大きくかわらないような・・。と感じてしまいました。
アテンザのスカイアクティブDのターボ交換は6,6時間となっています。
やっぱりやりにくいんだろうなと。
デミオのものはまだ日整連の資料には載っていなかったので記載しませんが、同じようなレイアウトなのでやっぱり大変だと思われます。
ターボの寿命はオイル交換で左右されます。早めのオイル交換を心がけて、オイルフィルターは純正の改良版を必ず使いましょう。
このオイルフィルターが改良されたスカイアクティブD用のオイルフィルターです。逆を言うとこれ以外のものを使ったらターボに悪影響が出るので注意してください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。