昔から言われていることですが、出たばかりの新車を買うな!
買うのならしばらくたって熟成されてからにしろ!と。この考え方ってどうなのかと。
たまにお客さんからも言われます。
僕も、免許を取ったころなどは、周りからよく言われました。
初めての愛車は中古のRX-7を買いましたが、初期型だったためマイナートラブルが多かったのは事実です。
実際のところ、どうなのか?
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問題になるウエイトはパワートレイン
例えば僕は、出たばかりの3代目となる新型シエンタを買いました。
まあ購入に至ったのは、乗ってる車の車検が切れる前に僕自身が考えてる条件をクリアした車であるということ。
その白羽の矢が立ったのは新型のシエンタです。7人乗れてハイブリッドで、4WDがある。これが条件でした。
6人乗りとか5人乗りしか設定がなければ買いませんでした。
で、買ってからまだ2000kmくらいしか乗ってませんが、さすがに故障はありません。新型シエンタを買うにあたって、故障やリコールが怖くなかったか?
というと全く怖くはなかったです。
例えばリコールで思い出すと先代のフィットが酷かったですね。リコールやらサービスキャンペーンやら保証延長やらいろいろと出ました。
DCTに問題がありましたね。もう相当リコール出ましたよね。
なんでこんなにリコールが出たのかっていうと、フィットと一緒にデビューしてきた新型のミッションだったからだと思います。
このパターンだと故障やトラブルが多発する危険が少なからずあります。
僕が買った新型シエンタの場合は、エンジンもミッションもハイブリッドシステムも、すでにヤリスから搭載されて、アクアに引き継がれています。
ヤリスクロスでも搭載されています。同じパワートレインが新型のシエンタにも搭載されました。
これだけたくさんの車種に搭載されているので、ひとたびエンジンやパワートレインに不備があると相当数のリコールが出ます。
ですが、すでにヤリスが出てから熟成が進んでいるわけです。
シエンタと一緒にエンジンとハイブリッドが一新されたわけではありません。そういう意味ではヤリスのハイブリッドの方がデビュー当時は、不安だったんじゃないかなと。
こういうパターンの新型車って、外見のボディが新しくなってるだけで、あとは熟成されたパーツを搭載されているからそれほど心配じゃないんです。
新型車に新エンジンなどが積まれていると心配
トラブルを起こす多くの原因ってやっぱりエンジンとかミッションとかになります。
ダイハツではEFエンジンからKFエンジンに切り替わった時はひどかったです。
ヘッドガスケットが駄目だったり、チェーンカバーからオイルが漏れてきたり。ピストンリングが駄目でオイルが減ったり。
そうかといえばスズキだってR06Dが出た瞬間異音がでるということで、一旦生産を止めましたからね。
新型車というよりは新しいテクノロジーが搭載されてくる車が、ちょっとトラブルが出る可能性が高くなってくるんじゃないかなと。
それを見極めて車を買えば、新しい車でもそれほど怖くならなくていいと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。