新車を買う時、納車はどうなっていると思いますか?
登録からすべて納車準備が終わって、いざその日がやってきた。
お店に自ら赴いていく人。営業マンに納車をお願いする人、いろいろあると思います。
僕も、バイクを新車で買ったとき、納車してもらいました。軽トラックに載せて持ってきてくれました。
この前買ったシエンタは、奥さんを会社に呼んで乗って帰ってもらいました。
納車してもらったり、来てもらったりです。
ただ、新車が販売店に納入されるときのことは知らない人がほとんどでしょう。
今回はちょっとそのあたりのことを書いてみます。
新車が販売店に届くとき、ほとんどの人はレッカー車で運ばれてくると思ってますよね。
それは確かに正解です。ほとんどのメーカーはレッカーで運ばれてきます。
日産、ホンダ、スズキ、ダイハツ、マツダ、スバル、三菱。
しかし、某メーカーは自走でやってくることがあるんです。それはどこかというと、まさかのトヨタ・・・。
どういうことか?
仮ナンバーを付けて、まさかの自走で届くことがあります。僕も最初はびっくりしました。でもこれは事実です。
トヨタディーラーから委託された会社が車両置き場のプールから、二人一組で自走で来ることがあるんです。
考えてみれば、キャリアカーに載せるのって少なからずリスクもあります。
載せたり下ろしたりするときに、ちょっと操作を間違えれば傷つけてしまったり。大きな車だとキャリアカーの荷台ギリギリになるため、きちんと固定しないと雨や雪の日は走行中に車がずってしまいます。
そういうリスクを考えれば、自走できたほうが安全だ。ということなのかもしれません。
でもちょっと嫌ですよね。走行距離はちょっと伸びてしまうし、知らない人が最初に公道を走ってしまうというのは。
多分うちのシエンタも自走で届いたんですけど。
例外としてふそうやいすゞなどの、キャリアカーに乗らないトラックは自走納車されてきます。これはやむを得ないですけどね。
ちょっと疑わしい時は、新車時の走行距離メーターを見ればなんとなく察しがつきます。
新車の場合は進んでいても10㎞未満です。
製造ラインからレッカーで運ばれたり、車両プールへ運ばれたりいろいろ考えると10㎞未満なら、ほとんどがレッカーのはず。
10㎞を超えていたら自走してる可能性があります。
ごくまれに、メーカーの完成車抽出検査にあたってしまった車両は20㎞とか進んでいるものもあります。
これは、完成車の何台かに1台を抽出して、改めてテストをしているためです。お客さんにしてはいい思いはしませんけど、メーカーで最終チェックされている車両というお墨付きだとして納得してもらうしかないのです。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。