3月も終わりを迎え、それぞれ新生活に向けて準備を終えている頃。なんだか卒業式の挨拶みたいな文面からスタートしてしまいました。
4月に向けて、学生生活が終わる人は親御さんと一緒に車を買いにくる人が結構います。それは、親御さんがうちの整備工場で長い付き合いをしてくださってる人が大多数です。
それぞれ車の選び方も全然違います。まず親御さんが乗っていた車を子供さんに乗せて、両親が新車や中古車に乗り換えるケース。
いわゆるお古というものですね。これも一つの選択肢だと思います。やはり免許をとって、会社に出勤するために車が必要だという人は長野だとほとんどです。
駅の近くに住んでいて、駅の近くの会社に通勤する人は電車ですが、田舎になると車で通勤が8割くらいをしめてくると思います。
子供さん用に車を増車するケースもあります。これが興味深い。免許を取り立てで運転技術が成熟していないので中古車を買う人。思い切って新車を購入する人。家庭環境や教育の方針などで違いが出てくると思います。
このケースで興味深いのが車種を決めるときです。こちらは男女で違ってくるか?というと最近の傾向は似てきているかなと思います。
例えば一番人気になってくるのが軽乗用のAT。長野なので4WDを選択する人が男女ともにダントツです。軽自動車の方が維持費が安いですし、車の購入の段階では手持ちも親に頼らないといけない人がほとんど。
乗り出してすぐにこすっちゃう可能性もあるので、それなりきの軽乗用が一番人気。中古車で素性のいい出物がでるとすぐにリーチがかかってきます。
3月は全体的に供給より需要の方が上回ってくるので、ちょっと前から探していないと希望の車種はゲットできません。
続いては、全くと言っていいほど何を買っていいかわからないで来店される人もいます。お店のアドバイス一任といった人。絶対的な信頼を置いてもらってるといえば嬉しい限りですけど、最終的には数車種からご本人の意思で決定してもらいます。
車屋さんをやっていて、たまに遭遇するのが
「車が欲しいんですけど何を買っていいかわからないんですよね。」
という人。車屋さんにくる段階ではある程度車種を絞ってくる人が多いんですけど、本当に漠然としたイメージしか持ってない段階で相談にくる人もいます。
営業さんは当然どのようなライフスタイルなのか聞き出すところから始まります。車は家の次に高い買い物と言われていますので、買ったけどちょっと気に入らないよなぁ・・ってなるのが一番困るわけです。
少しずつ情報を教えて、自分にあった車を選択してもらう。
番外編ですが、新卒2年目になるとまた変わってきます。
新卒で中古の軽自動車を買っていったお客さんが、乗り換えの相談にきたかと思うと、
「スポーツカーに乗ってみたい」
という人もいたりするんです。職場や社会で何かに感化されてきたのか、1年前よりも知識も豊富になっていて、具体的に自分の意思を持って車を買いに来る。
社会に出て1年で人は精錬さを増してくるなと感じる時。その時は親御さんが付き添ってないケースがほとんどで、自立して自分の考えで選んでいくわけです。
その中でスポーツカーを選んでいくというのは、今の時代では希少なカーガイです。
明日から新生活。出会いと別れもありますが、会社から帰るときマイカーに乗り込んだ時の安堵感はたまらないものがあります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。