我が家にやってきた新型シエンタ君。
新車で1000km走破したので、最初のオイル交換をすることにしました。
1ヶ月経たずに1000km走破!
まあまあいいペースです。1000kmでオイルを換える意味って、昔に比べて少なくなってきましたがやらないよりはやったほうがいいので。
今回初めてのオイル交換をするにあたり、試してみたいことがありました。
それは、3代目シエンタのオイル交換は上抜きがいいのか、下抜きがいいのか?
結果を先に書くと、新型シエンタのオイル交換は上抜きでやってください!上抜きの方がオイルがバッチリ抜けます。
以下、検証結果を見てください。
目次
新型シエンタのオイル交換を上抜きでやってみた
オイル交換で討論になる、レベルゲージから負圧を使って吸い上げる上抜きがいいのか?オイルパンドレンボルトを外して下からオイルを抜く、従来の下抜きがいいのか?
どちらがいいのかという問題。
ぼくはより多くのオイルが抜けるほうがいいと思っています。なので、初めてオイル交換をする車は必ず両方試すようにしています。
新型のシエンタでも試してみました。検証方法は簡単です。最初に上抜きをしておいて、オイルを抜ききった後にドレンボルトを外す。
オイルが少しでも出てくれば、下抜きの方がより多くのオイルが抜けるという事になります。
オイルの上抜きに向いている車は、レベルゲージのガイド筒があるエンジンです。
たまに、エンジンのヘッドカバーにダイレクトにゲージが刺さってる車とかあります。あの手のエンジンに上抜きしようとすると、エンジン内部の何かにチューブが引っかかる可能性があります。
シエンタのM15A型エンジンはレベルゲージは筒を経由してエンジンに刺さってるので、上抜き向きかなと。
上抜きでオイルを抜けるだけ吸い上げました。
その後フロント右をジャッキアップして車両の下にもぐり、ドレンボルトを外してみます。
10mm2本外してサービスカバーを外します。
カバーを外すと、ドレンボルトとオイルフィルターが見えてきます。
ドレンボルトはエンジン後方に向けてついており、前輪を持ち上げているので、オイルは後ろに偏るはず。
つまり下抜きが有利な状況です。この状態でドレンボルトを外してみます。
結果はこちら。なんと一滴もオイルが出てきませんでした。
つまり、新型シエンタは上抜きの方がより多くのオイルが抜けたという事になります。
マグネットドレンボルトに交換
せっかくドレンボルトを外したので、マグネットドレンに交換します。
ドレンボルトに磁石がついていて、鉄粉を吸ってくれます。地味に役に立つパーツ。
汎用品だったので、ネジが17mmでした。まあ、これでしばらくドレンボルトを外す必要がないわけです。
続いてオイルフィルターを外します。
こちらも作業性はいいですね。オイルも真下にたれてきてくれます。
トヨタ推奨の社外品ドライブジョイのフィルターを買ってつけました。
純正オイル0W-8を使用!
新型シエンタに入れるオイルは、M15Aエンジンと一緒に開発された0W-8という超低粘度オイルを選びました。
トヨタ純正オイルです。
新型シエンタのエンジンオイル量はオイルのみ3.3L。フィルター同時交換で3.6Lです。
20Lで買ったので、仮に毎回オイルフィルターも交換したとしても5回分になります。
オイルの入れすぎは百害あって一利なし。かといって足りなければもっと駄目。
ちょうどいい量を注入。
見えにくいですが、エンジンを始動してゲージ8分目位にしておきました。
1000kmしか使ってないオイルなので、透明度がまだまだ凄いですね。
次回のオイル交換は3000~5000km位の間で行おうと思ってます。
今って、オイルの性能も上がってるし交換スパンも長くなってきています。
3000kmを超えて5000kmくらいまでのタイミングで交換をしていこうかなと。
オイルフィルターは昔の車はオイルと毎回同時交換をしていました。新型シエンタも上抜きの方が多くオイルが抜けることが分かったので、オイルフィルターも2回に1回交換にしようかなと。
そうすれば、次のオイル交換はジャッキアップする必要もないし非常に簡単ですからね。
新型シエンタはオイル上抜きでやってください。ラクチンで多くのオイルが抜けます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。