エンジンの再始動が悪くなってきた。という奥さんの相談を受けて、プラグを交換することにしました。
走行距離は3万キロ直前ほど。仕事で使うようになってから、走行距離が急に伸びるようになりました。
1ヶ月の走行距離は実に3000kmほど。中古車で買ってからオイル交換くらいしかメンテナンスをしてないので、プラグも結構磨耗してきたころ。
今回用意したプラグはこちら。デンソーのイリジウムタフ。
価格は変動しますが、ネットでは1本1000円程度で買うことができます。
イリジウムプラグで、10万キロ使用OKがうたい文句になってます。自分が乗ってる車は昔からずっとこのイリジウムタフを愛用しています。
これは期待ができる!
それではいってみましょう。
シエンタ NCP85 プラグ交換
エンジンは1NZ。まずはお馴染みのエンジンカバーを外します。10mmのナット4本ですね。
1NZはダイレクトイグニッションなので、続いてイグニッションコイルのネジを4本はずす。
ネジを外したらイグニッションコイルを引っこ抜きます。配線の都合上、1番と2番を同時に引っこ抜くのがベスト。続いて3番と4番ですね。
こちらが13年、3万キロ酷使されてきたプラグ。通常のグリーンプラグなので、交換は妥当な時期かな。
続いてイリジウムタフを装着します。
プラグレンチはマグネット付きなのでそーっとシリンダーヘッドの奥へ。
ネジ山に噛み込んだら手でいっぱいまで締める。あとはパッキンが潰れる感触を手でキャッチしながら増し締めします。
シリンダーヘッドはアルミなので、ネジ山に注意。プラグのネジ山がなめた車に何台か遭遇しましたが、リカバリーはめちゃくちゃ大変です。
ヘッドを外してリコイル使ったりしないとダメです。
4本全部交換したらコイルとエンジンカバーを元に戻せば終わりです。
電極は強力に磨耗はしていないけれど、ギャップも広がってるし交換時期相当。
エンジンをかけてみましたがクランキング一発でかかります。
これで理屈上は13万キロ程度まで無交換でいける!
イリジウムタフは点火性能も上がるし、耐久性も抜群。長い目で見ると通常のプラグに交換するよりもコストは安くなります。特にお店に頼むと工賃が取られるので、通常のプラグが付いていたらイリジウムタフに交換してしまいましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
スパークプラグは、ガソリンエンジンにとって、いい点火をする為には、非常に重要なパーツですよね!
昔なら、長寿命プラグの装着率って低かったので、プラグは定期的に交換されてましたよね!
今は、プラグの長寿命化によって、交換される機会がとても減っている様に思われます!
ただ、その弊害として、長期間交換されなかったプラグをいざ交換しようとした時に、プラグが固着して外れないといった事があるようですね。
車種によって、交換の難易度も全然違いますしね!
シエンタの場合は、とてもやりやすい部類ですね!
自分のサンバーも、とても交換しやすいです!
嫁のスペーシアも、この前予防整備で交換しましたが、まあまあやりやすい部類に入ると思います。
ただ、細身のロングリーチプラグで、プラグサイズが14ミリだったので、このプラグソケットを探す方が大変でしたね(涙)
カーショップ・ホームセンターなど探したのですが見つからず、最終的にアストロプロダクツで見つけて購入しました!
おかげで、無事交換完了!!
MHOさんは、アストロプロダクツに行った事がありますか?
工具などが好きな人にとっては、まさにパラダイスですよ!
特殊工具もわんさかあります!
値段も、お手頃な物も置いてあるので、もし行かれた事がないようでしたら、一度行ってみられたら、とても楽しいですよ(笑)
今のプラグってネジ山細いですよね。ネジ山細いので気をつけてくださいコーションプレートに記載してありますね。スズキ車。