シエンタハイブリッドですが、新車で買って3年目に突入しました。
以前より走行中に音がしていて、その音が賑やかになってきたので原因を探ってみました。

異音はどういう音かというと、室内から聞こえます。
運転席の後ろ、リヤ右スライドドアからガタガタガタガタ音がするんです。
もううるさいったらありゃしない。っていうほど。

とはいえ、この手の振動音って一人で解決するのは難しいので、奥さんに運転してもらい、どこから音が出ているかを点検していきました。
結果を先に書くと、
「スライドドア上部の突起部分」
ということになります。以下試したことを書いてみます。

まずはドアの内側から音が出ているのかと思い、走ってもらいながら手で押さえたりしていきました。サンシェードを開いたり閉じたりしても音がなります。

助手席側のスライドドアからは音がしないので、比較するとこの部品がカタカタすることが判明。
もしやこれか?と思ってティッシュなどを挟んでみます。


遊びを減らした状態でドアを閉めます。これで音が止まればこの部品の仕業かなと。
結果、違いましたので次の作戦に移りました。

いよいよ分解するかしないなと。
ドアの内張を剥がしてみました。
ちなみに僕は過去に新車で、ドアの内張のネジが緩んでいた車に2回遭遇しています。パワーウインドウモーターを固定するネジ、ウインドウレギュレーターを固定するネジ。
内張を開けてびっくりした経験があり、もしやシエンタも何かのネジが緩んでる可能性があるんじゃないかなと。

一つずつネジが緩んでないか当たっていきましたが、緩みはなし。
ここで緩んでいたらネタ的にも美味しかったんですが、そうは問屋がおろしませんでした。

となると、さらに内部かなと。

防水のビニールをめくって点検しましたが、異常箇所を見つけられません。
では、この状態で走ってもらって、ピンポイントで見つけてやる!と意気込み、走ってもらいました。
すると・・・

内張を剥がした状態で走行すると、音がほとんど止んでしまっていたんです。
うわーこれには参ってしまいました。


ドアの内部をチェックして行っても、特に異常箇所は見つけられません・・。
じゃあこれで治ったのかな?と、内張を取り付けて走ってみると、また始まるガタガタ音・・・。

感覚的には内張の音じゃない気がするんですが、ドアの内側を覗きながら運転をしてもらっていたら気持ち悪くなって、今日はここまでとなりました。三半規管弱しですみません。
とはいえ、内張をつけた状態の方が音が激しくなるので、もう少し内張を点検してから組み付けておけば良かったと後悔しています。
防音スポンジで試してみようか?

夜になっても諦めの悪い整備士は、作業をしています。
日中三半規管がやられてしまい、ドアの内側に異常がなさそうなので、違うところを攻めてみました。

ドアが閉まる時に接触する部分はどこら辺かな。

おっと、なにか発見。

スライドドア側のこのグレーの突起が刺さる部分ですね。

よく見れば少し削れてるようにも見えます。

試しにビニールテープで突起を巻いてみます。

これで遊びを少なくした状態です。
どうなるか?

ドアを閉めてテスト走行にいくと・・・
まさかの治っていた!あれだけガタガタうるさかった音はどうやらここが原因だったようです。
ドア内部から聞こえてきたような気もしましたが、もうちょっと上だったんですね。
そりゃ手で押さえたりしても音が消えないわけですわ。

原因がわかって一安心です。
ここを調整するのがいいのか、突起側に何かを巻き付ければいいのか、ちょっと色々と試してみますね。
シエンタの走行中ガタガタ音はここが原因でした。

ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。