昨年の11月に新車で購入したうちの新型シエンタ。
グレードがZでハイブリッドの7人乗り、4WDであるE-Fourです。グレードの中で一番重たくて燃費には不利な4WDですね。
買ってからというもの、もう燃費が悪くて悪くて。
自分で記事を書いていても申し訳ない位に燃費が悪くて。みんなに話しても信じてもらえなくて。
とにかくハイブリッドとは思えない燃費を連発してくれました。
今まで給油したデータは全て記録しています。
1回目給油・・・15.95km/L
2回目給油・・・14.47km/L
3回目給油・・・13.36km/L
4回目給油・・・15.45km/L
5回目給油・・・15.10km/L
6回目給油・・・12.23km/L
7回目給油・・・11.89km/L
真冬に乗っているとはいえ、とうとうリッター12kmを割ってしまったんです。
さすがにこれはあかんなと思って、自分で車上の燃費計にて、シエンタの燃費を引き出すべく勝負してみました。
新型シエンタの燃費は本当に悪いのか?
休日に僕が自分で乗って試してみることにしました。テストしたのは3月5日。朝9時過ぎから出かけてお昼くらいまで。
外気温は最低気温が-2℃。最高気温が13℃という小春日和です。条件はエアコンはいつものようにOFF。
奥さんと娘を乗せてお出かけです。
普段新型シエンタに乗っているのは奥さんなので、その運転がどのようにしているのかはよくわからないんですが、僕が思ってる方法で運転してみます。
片道15km程の場所へ用事を済ませに行きました。すると、伸びる伸びる。簡単に車上の燃費計があがっていきます。
後ろに乗っていた奥さんは目が点になっていました。
何が違って、このような燃費になるのか。
もはやリッター15kmを超える事すら難しかった新型シエンタですが、いとも簡単にリッター20km/Lを超えてくれました。
その後も移動して停車。
ここで買い物をして、停車。この時点で始動後平均燃費は27.1km/L。
EV走行比率は55%。
実際の燃費計でもリッター26kmを超えています。
家に着くと、こうなりました。
始動後平均燃費が27.7km/L!
EV走行比率は66%。
恐らく満タン給油法でガソリンを入れて計測すると、1割ほど悪いとしてもリッター25kmくらいは出ていると思います。
まさかの結果にほっとしました。やはりトヨタのハイブリッドカーは凄いなと。
それにしてもリッター11km台が出たと思えば、27km台も出てしまう。
使い方と、条件によってはハイブリッドカーも燃費が非常に上下することが分かりました。
なんで今まではそんなに燃費が悪かったのか?
やはりまずは外気温です。日中が氷点下の日が多く、エンジンが全然暖まらない。そして、使い方も良くなかったんだと思います。
暖機運転が長いこと。次に車を止めてもなかなかエンジンを切らない事。ここがまず無駄ですね。
最後に使い方。ハイブリッドの燃費を伸ばす使い方は先を読む事。
例えば目の前の信号が変わりそうだったら、アクセルをOFFして回生状態にはいる。ブレーキは手前からじわっと踏んで、できる限り回生ブレーキでエネルギーを回収する。
ブレーキを強く踏むと機械的なブレーキも働いてしまうので、それは無駄になります。
信号が青になったらアクセルをがばっと開けるんじゃなくて、前走者が出るタイミングでじわっと踏んでECOモードの範囲内で加速する。
この辺を無意識にできるようにすること。奥さんの運転はON/OFF操作が大きくて、減速時にエネルギーを回収しきれてないなどなどです。
そんなわけで、シエンタにはシートヒーターなどオプションで付けておいた方がいいですね。暖機するよりシートヒーターで温めながらすぐに走り出したほうがいいです。
うちの車はシートヒーター入れてないので。いや、やっぱりいい車ですね。新型シエンタ。いろいろマルチに使えるし人も載せるし荷物の載せられる。
パッケージングが完璧で使いやすい。PHEVなんか出てきたらもっと良かったんだろうなって思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。