車にはシフトロックとハンドルロックという機構がついています。ハンドルロックについては殆どの車。
シフトロックについてはAT車に備え付けられているということであります。
この間とある資料を見ていたらビックリしたのが、ハンドルロックを解除できなくてロードサービスを呼んだ。
という事例が年間に何件かあるらしい。おいおいおい。ハンドルロックが解除できないってのはどういうことだ。
まあ普段ハンドルロックを使ったことがない人はビックリするのかもしれない。
普通に鍵を抜いた状態で車を止めると、ハンドルロックとは無縁だ。それが何かの拍子にキーを抜いた状態でハンドルロックが効いてしまうとあら大変。
となるのだろう。僕も小さい頃母親の車に買いものに付き合って、車で待っていた時にハンドルロックをかけてしまったことがあった。母親では解除ができなくて、子供の僕が何とか解除したのを覚えている。普段使わない人はビックリするのだろう。
ハンドルロックとシフトロックって言うのは機構が似ています。うちの営業マンが坂道に車を止めておいて、さあ走り出すか!とシフトを動かそうとしたら全く動かなくなって電話をかけてきたことがあった。
その両方とも構造をしっていればあわてなくて済む。
ハンドルロックもシフトロックも似たようなものだ。機械的にロックさせているだけだ。ハンドルで言うと、ステアリングシャフトの窪みにキーシリンダーからの突起を入れてロックする。
シフトロックはミッションを機械的にロックさせる。坂道でシフトロックをすると、多少車が前後する。
そのためロックの爪の部分に力が加わっているのでシフトロックが解除しにくくなる。
それが嫌なら、パーキングに入れてブレーキペダルを離す前にサイドブレーキをかけることだ。こうすると車は動かないからシフトロックはほぼ真ん中の状態でかかるから解除しやすい。
ハンドルロックはやっぱりある程度の力が必要だから気をつけたほうがいい。
かけたくないのならハンドルをきちんとまっすぐの状態にあわせておいてから鍵を抜くことだ。これでハンドルロックがかかるまでは距離が出来るから簡単にはかからない。何かの車で計測したことがあるけれど、丁度120度でハンドルロックが3箇所かかるようになっていた車があったので参考までに。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
我が家の車はどれもこれも、盗難に遭いそうにはない車ばかりですが、こと盗難防止に関しては、このステアリングロックはバカにできないらしいですね。なので、自分が車を降りる時には必ずステアリングロックを施します。
たとえキー無しでエンジンを掛けられても、キー無しでこのロックを解除するのはなかなかに面倒らしく、ならば諦めるか・・・という事になるとか。
車に疎いうちの奥さんには、解除方法を数回指導しています。じゃないと、「エンジン掛けようとしたら鍵まわんな~い」が、必ずうちでも起こるから・・・爆
シフトロックは解除の仕方がわからないお年寄りなども、エンジンがかからないと相談を受けることが多いです・・