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大手ハイオクに清浄性はない?ハイオクを入れるならシェルで。ハイオクより添加剤の勧め

つい先日、石油元売りのコスモ石油が販売するハイオクの「スーパーマグナム」について、公式HPに虚偽の性能を記載していたと問題になりました。

コスモがハイオク虚偽表示 洗浄添加物なし、10年以上サイトに 景品表示法違反恐れ(毎日新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/7ThPZDsWTb

— チームMHO (@teammho) June 29, 2020

これはコスモ石油のハイオクが「使い続けるほどきれいにしてくれる」と説明していたものが、実際にはデポジットを取り除く添加剤は入ってなかったというものです。

このニュースはネット上で大きく取り上げられました。

僕が昔ENEOSでバイトをしていたころ、ENEOSでもヴィーゴというハイオクが出始めました。ENEOSヴィーゴは吸気弁に付着したカーボンを使い続けるほどに除去する添加剤が入っていました。

しかし、ENEOSはヴィーゴからENEOSハイオクへと変わり、清浄性はなくなったものの、汚れの付着を防止する添加剤が入った内容へ変わりました。

コスモのスーパーマグナムについても、ENEOSハイオクと同じで清浄性はないけどキープクリーンの性能はあるということです。

毎日新聞によると、各社が独自開発したハイオクはスタンドに出荷する前段階で他社製と混合されていたという。

いずれにしろ、ハイオクを入れるとエンジンが奇麗になる!という性能を担保しているのはシェルのV-Powerだけになります。シェルのハイオクを運ぶタンクローリーは特別配送便なので、他の燃料と混ざっていません。

ここまで読んでいくと、ハイオクを入れるのならシェルで決まりかなと思います。他のハイオクは清浄性能がないので、若干の燃費向上とキープクリーン。あとはオクタン価が高い。というものになります。

ハイオクを入れ続けて吸気バルブが奇麗になるのはどの程度か?

では、ハイオクを入れ続けているとどの程度で吸気バルブがクリーンになるのか?

これも当時の販促ツールに記載がありましたが、1万キロ程度をハイオクを使って走ることでここまで奇麗になります。というのがENEOSでした。

こちらが僕が乗っている車のインテークバルブです。

真っ黒なのがわかります。直噴エンジンだともっとデポジットが堆積しています。

各社の直噴エンジンには、清浄性のあるハイオクが有効だと思います。シェル一択になりますけどね。直噴エンジンはその機能上、どうしてもデポジットが堆積していきます。

吸気ポートにデポジットが堆積していくと、極端な話エンジンにスムーズに空気が入らなくなるので、不調の原因にもつながります。

クリーンディーゼルも同じで、燃料添加剤を開発しているメーカーもあります。

燃料添加剤と専用クリーナーがお勧め

もしエンジンの内部をクリーンに保ちたいということで、ハイオクを入れるのであればシェルを選んだほうがより効果的です。

もともと奇麗なエンジンに汚れが付かないようにするのなら、他社のハイオクでもいいでしょう。

ですが、すでに汚れたエンジンにはシェルのV-Powerしか清浄性がないため、効果はでません。そんな時は燃料添加剤をいれるのがお勧めです。

ワコーズのフューエルワンは非常に評価の高い燃料添加剤です。僕も何度か入れて試してみました。

まだ吸気バルブが奇麗になるほどまでは来ていませんが、燃焼室は奇麗になっていくのがスコープで確認が取れています。

燃料添加剤よりも即効で汚れを落としたいのなら、クリーナーなどをインテークから吸わせるのが効果的です。

いわゆるカーボンクリーニングというものです。スロットルバルブ以降から流し込むことで、吸気ポートも奇麗にしてくれます。ただ、やりすぎると煙を吹いたりするので注意が必要です。

ハイオクを1万キロ入れ続けるのはレギュラー車にとっては、コストが高くなります。だとしたら、こういった添加剤をたまに投与するほうが効果とコスパが高いかなと。

ハイオクを入れるならシェルで!僕はよくENEOSで入れているのでちょっと残念。

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