日産セレナ
型式 UA-TNC24
15年式
原動機 QR20
走行11万キロを超えてきました。プラグを点検するとちょっと焼け気味になってきているということで、
燃圧が薄くなっている可能性があるので、燃料フィルターを交換することにしました。
燃料フィルターはいわゆるフューエルフィルターです。
最近の車のフューエルフィルターって、ビックリするような代物だったのでレポートします
部品の展開図を見て、フューエルフィルターがどこについているかを探してみたら
なんと燃料ポンプと一体になっているということでした。
つまり、セレナのフューエルフィルターを交換するには燃料ポンプをはずす必要があるということ。
一昔前の車って、フューエルフィルターはエンジンルームの中にあるか、燃料タンクの近くに外付けであるのが一般的だった。
それが近年の車は燃料ポンプと一緒に取り付けられている。ということを知って、カルチャーショックだった。
日産セレナの燃料ポンプを外すには、サービスホールからアクセスすれば良い。
燃料タンクの丁度真ん中辺りにポンプが固定されています
室内のサービスホールは、助手席の真後ろの下にあります。
まずはステップのパネルをはがす
続いてカーペットをめくる
このサービスパネルを外します。ドライバーでまわしてクリップの位置をずらすとはずすことが出来る
サービスホールを開けたら、出現するのが燃料タンク。カプラーを外して、フューエルホースのコネクターを外してホースを外す。
あとは赤丸をしてあるネジを6本緩めるとフューエルポンプASSYを取り出せます
火気厳禁ですよ。
ふちの黒いゴムは基本的にパッキンの役目をしているので交換してください。
ガソリンが丸見えで危険なので、布でも被せておいて可燃性のガスが充満しないようにしておきましょう。
火気厳禁ですよ。
取り外したフューエルポンプASSY。
真ん中に見える白い筒がフューエルフィルターになります。
これを分解していく
フィルターをつけかえます。レギュレーターのようなものを新しいフューエルフィルターに移植
つづいてポンプのカプラーを取り付けて、フューエルゲージユニットと合体
写真を撮り忘れましたが、小さなOリングが2箇所ついていました。
一つがレギュレーターのような部分。もう一つは上部のケースと合体する部分。
あとは一番最初に紹介した蓋のパッキンを交換。一応Oリングはこの3つ交換です。
ポンプや燃料ラインからガソリンが抜けている状態なので、少し長めのクランキングをすればエンジンがかかります。
あとは経過をかんさつして終了。くれぐれも火気厳禁で
たまにはフューエルワンを入れてみるのもいいかもしれないですね。
日産セレナのフューエルフィルター交換でした。
使われているOリングは上記の3箇所。一番下の16400Zというのがフィルターです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
簡単に出来そうで羨ましいです(^-^ゞ
L900系はサービスホールがないので、タンクを降ろさないと出来ないのがネックです。
そういう車種って困りますよね。サービスホールはどの車にもつけてもらいたいです