今回はちょっと、参考になるデータがあるので、それを皆さんにお伝えしたいと思います。
およそ全国では、整備振興会に登録のある整備士は何人いるか?
答えは33万人弱。これが全てではないにしろ、33万人整備士が存在するということになりますね。
そして、一つの工場で整備士が一体何人いるか?
これは4,4人だそうです。もっとたくさんいるように思えますが、大きなディーラーなどでは
たくさんいますが、全国では個人会社でやっている社長兼整備士の方もいるはず。
そうなると平均は4,4人という数字になるということ。
全国の自動車整備士の平均年齢はどのくらいだと思いますか?
この答えは結構考えさせられる。平均年齢は40歳。
中でも特徴的なのが、いわゆる町工場の平均年齢は45歳。
対してディーラーメカニックの平均年齢は31歳となっています。僕の同い年の整備士もそう考えると
年長組になったんだなぁと。ディーラーというのは、全国に整備士養成学校を持っています。
友達のケースを例に挙げると、まずはディーラーに就職試験を受けに行きます。高校生の頃ね。
そこで日産の自動車を8つ挙げよ。みたいなテストを受けて、合格したらその管轄の
整備学校への入学を許可されます。そこで2年間みっちりと勉強してくる。
当然2級整備士の試験に落ちたら就職は駄目になるそうです。資格をとったら晴れて営業所の
ディーラーメカニックとして働くと。移動もたくさんあります。
営業所のバランスを取るためでしょうね。そしてディーラーの殆どが、どんどんと若い整備士が
学校から上がってくるために、整備要員としての寿命を大体10年くらいと考えている。
10年経ったら営業に上げられるか、検査員を取得したものは工場長などに残るそうです。
僕の友達も昨年検査員を取って、今は工場の班長をしています。
ディーラーの整備学校なもので、その若手の割り振りを行わないといけない。
だから整備士は、いづれかは営業に挙げないといけないと。
でも、そうなったら強いですよね。営業しかやってこないよりは、車のことを知り尽くしている人が
営業になるということ。お客さんにとっても。
そういう関係でディーラーの平均年齢は31歳となっているそうですね。
そして整備士1人の年間の給料はと、
町工場で年収367万円。ディーラーメカで419万円だそうです。
367万円など、もしボーナスが夏季2ヶ月、冬季2ヶ月でたとしたら、月給換算で22万円ですよ。
これはやはりかなり厳しい数字だと言えると思います。40歳の人が22万円でやりくりしなくちゃいけない。
しかも職場はきつい、汚い、危険、の3K。なり手が少なくなっていく心配が予想されてしまいます。
と、本日は自動車整備士についてお伝えしました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。