整備士泣かせの異音はベルト鳴きとブレーキ鳴きである

動車整備の中でベルトなきの音とブレーキなきの音は頭を悩ませてくれる異音だと思います。
この両方ともに、どこから鳴いているのかが分るのだけど、なかなか完治させることが出来ない。
ベルト鳴きから話を進めていくと、ベルトには大まかに分けて4種類あります。まずは普通のVベルト。
これが一番鳴きが発生しやすい。プーリーとの表面積があまり稼げなく、メンテナンスも結構必要。
しばらく使ってると、削れて緩んでくるので張ってあげる必要がある。

続いてコグベルト。タイミングベルトみたいにギザギザになっている。コレはある程度鳴きに強い設計らしい。
続いてVリブドベルト。リブドベルトになるとかなり接触面積が増えてくるので、鳴きはVベルトよりは発生しにくくなった。さいごがサーペインタイン方式のVリブドベルト。これは全ての補機類を一本のリブドベルトでかけている。張りを与えているのはオートテンショナーで、これがいかれるとすぐにベルト鳴きが発生する。

さらに最近ではストレッチベルトという伸縮性のあるベルトをつかっていたりします。

ベルト鳴きは、中途半端に緩んでいるベルトに張りを与えると鳴いてしまう確立も上がる。
へたに調整するんだったら新品にしたほうがベルトはなかないということだろう。最終的には
プーリーまで交換してあげないといけなくなってしまう。

続いてブレーキなきだ。これはドラムブレーキでもディスクブレーキでも起こりえる。ディスクブレーキの場合、ローターを削る性格のパッドをつけているとすぐになく。

トラックのドラムブレーキなんかもよくなく。Rのハブを分解するのは結構大変で、単純にブレーキ鳴きを直してくれと依頼が来ても、工賃がかさんでしまう。そのくせ、しばらくしたらまたなく可能性がある。
ベルトとブレーキ鳴きについては、コストパフォーマンスの高い修理がなかなか出来ないということになる。
ベルトは張りを与えてなきが収まるような鮮度の高いベルトを使っているならまだしも、もうカチコチに固まってしまって劣化しているベルトなんかだと、張ったら余計になく。

しかし、この2種類の異音はユーザーの耳をつく周波数なのだろう。修理をしてくださいという依頼がよくくるのもこのベルトなきとブレーキなきなのだ。
ボクは自分の車は両方どうでもいいやと割り切っている。

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