整備士数と工賃・実際の作業について

整備指数と工賃と実際の作業というタイトルです。
なんだか長ったらしいなぁと。でもちょっといろいろと考えてみたのであります。
自動車整備士の工賃というのは、決まったレバーレートである整備指数というものを参考にして
はじき出されることは以前お伝えしました。この車種のこの作業は指数1時間とか1,5時間とか。
それに工場独自で設定した時間工賃をかける。大体相場が1時間6000円前後であると。
指数が1時間の作業をお願いすると6000円前後が工賃となる。整備指数表という本が業界には
出回っていて、それに該当する車種で該当する作業を検索してはじき出していく。なので、どこの工場で依頼してもあまり工賃は変わらない。でも、工場の時間工賃の設定は自由だからそこらへんで変化してくると。
では整備指数とはどのようによって決められているか?
これは自動車メーカーが設定して来るんだと思います。さらに疑問がわく。どのような基準で指数を決定しているのだろうか?実際作業をしていると、

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「えぇ?この作業って指数4時間もかかるじゃないか?」

と、思ったら実際作業したら1時間位で出来てしまったり、逆に指数が1時間と書いてあるけれど、実際作業したらもっと時間がかかるよーと嘆いてみたり。
先日行ったホンダライフのタイミングベルト・ウォーターポンプ・カム・クランクのオイルシールの交換。
これは明からに指数はふっかけていると思った。いわゆるボッタくり指数だ。こんなに時間がかかるはずない。
2回目になると、2時間くらいあれば作業は終わった。次に同じ作業を行えばもっと早い。
ディーラーでの見積もりで3万円を超える工賃だったので、指数は恐らく5時間は越えているだろう。でも実際そんなにかかりゃしない。
ボクシーのロアアームの交換も確か3時間くらいかかると書いてあったが、実際にやってみると1時間くらいで出来る。
でも、VGのヘッドガスケット交換位になると時間が足りない(笑)
一体このアンバランスさは何なんだろうか?と思ってしまうことがありますね。
なので、うちの工場では実際に作業をしたときの時間というものを加味して工賃を考えるようにしています。
ライフのタイミングベルトにそんなにお金を請求できないよと。
と、たまに整備指数と実際の作業ではかなりかけ離れたことがあるというのであります。

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