車検の検査の中で、地味に厳しいなと感じるのがシートベルト警告ランプです。
メーター内にシートベルトの警告灯がありますよね?あのランプが点灯して、ベルトを装着したときに消えないと検査に合格できません。
少し前の車であれば、メーター内の電球が切れているという原因が多かったです。
というのも、シートベルトをしない癖の人って常に警告ランプが点灯していますよね?
すると、ハロゲン球を使ってると切れやすくなる。つまりシートベルトをしない人ほど、メーターの電球は切れやすいのです。
しかし、今のコンビネーションメーターは電球ではなくてLEDを使っているのが殆ど。
LEDの球切れはあまりありません。では原因は何かというと、こちら。
シートベルトのキャッチ部です。
実はこの中にスイッチが内蔵されています。このスイッチが経年劣化で駄目になってしまう事が多い。
シートベルトのキャッチ、中身はどうなってる?
それではシートベルトのキャッチはどうなってるのか?
分解してみました。
キャッチの中身はこのようになっています。
多分どこのメーカーも似たような構造なんだと思います。
配線があって、接点につながってるだけのシンプル構造です。
非常にシンプルなスイッチです。長年使ってくると、この車種の場合白い部分が折損したりします。
もちろんここだけで部品など出るはずもないので、シートベルトのキャッチを交換することになります。
それでもまあキャッチだけで部品を供給してくれるメーカーはいいんです。
とあるメーカーはシートベルトアッセンブリでしか売ってくれないところもありますので。
車検の時にシートベルト警告灯が点かないと通らないのでお気を付けください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。