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SCP10ヴィッツのヘッドカバーパッキンの交換について

先日SCP10ヴィッツのヘッドカバーのオイル漏れを修理せよ。という作業指示書が
挙げられていたので、とっとと行うことにしました。
ぱっと見そんなにやりづらそうではない。エアクリーナーBOXを10mm3本で外す。
ダイレクトイグニッションコイルを4本外す。その配線を抑えている10mmのナットを2本はずす。
あとはヘッドカバーにかかっている10mmのネジとナットを外していくだけという肯定になる。
が、ヘッドカバーのちょうど左上にかかっている邪魔なものが・・・。それはパワステの
高圧パイプであった。こいつはなかなか強敵である。ポンプ側のユニオンボルトを外してパイプをフリーにするか、そうするとパワステオイルを補充しないといけないし、綺麗に洗浄もしないといけない。

ということで、パイプの隙間を縫っての作業を決行しました。
抜くときはさほどでもないけれど、はめるときがなかなか大変。と、そこに作業をしたことがある
同僚が来て、

「それは2人でやらないと駄目なんだぜー」

などと言ってきた。よぉしそうなったら僕は一人でやってやる!
僕のモットーは一人で整備なのだ。同僚はミッションを下ろすときに必ず僕を呼んでくる。
しかし、僕はミッションを下ろすとき必ずミッションジャッキで行う。これにはわけがある。
もし一人しかいない状況でクラッチのOHの依頼がきたらどうするか?である。答えはわかっているでしょう。
一人で仕事を出来なければ、整備士として一人前ではないのだ。なので僕は援軍に来てもらうことをとても嫌うのだ。

いつも一人でやらせてみてくれ!といっておく
で、ヴィッツのヘッドカバーもやってみたらぜんぜん簡単にはめられた。パイプを左手の肘で抑えつつ、右手でカバーをはめるのだ。大成功だ。これでヴィッツのヘッドカバーは一人で出来ることを証明したのである。
だって普通に考えたらそうでしょう。一人で出来ない整備なんかたくさんあっちゃ困るわけですよ。
一人きりのときどうするの?と、いつも同僚には言っている。要するに個人の技術を高めないといけないと思うのである。

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