ここの所増えてきたのが、サンバーのバッテリー上がりの症状。
出張に行くと、完全に上がってしまっていることが多く、ジャンピングしてエンジンをかけて停止したあとに
「またこれか」
と原因に気が付きます。
スバル内製のサンバー、TT型の最終後期タイプ。
原因は何かというと、メーターです。
どういうことかというと、メーターの照明がつきっぱなしになってしまう。
特に農業などで室内に埃や砂が付いてる車にありがちな故障。どういうことなのか?
メーター照明がつきっぱなしになってバッテリーがあがる。普通、この手のサンバーはライトをONにすると照明が暗くなり、OFFだとバックライトが全開に明るく点灯しています。
もちろんエンジンを切ってしばらく経過すると、メーター照明が完全に消灯します。
しかしトラブルを起こしているサンバーはキーを抜いているのに、メーター照明がつきっぱなしになっています。
そして、このトラブルが発生してる時、トリップメーターのノブを操作しても全くいう事が効かない状態にあるんです。
つまり、このメーター照明付きっぱなしのトラブルは、トリップメーターのスイッチに不具合が生じているということになります。
このトラブルの厄介なところは、バッテリーを外しても、メーターのコネクタを外しても復旧しないこと。
可能性が高いのは、トリップメーターノブをカチカチやっていると、うまくいけば消えることがあります。末期症状の場合は何をやっても消えません。
このスイッチがハーフ状態で戻らないのか?と思って試してみましたが、どうもそういうことではないらしい。
画面中央の四角い箱のようなスイッチです。
トリップメーターのノブのリンケージとスイッチにはちゃんとクリアランスがあって、スイッチング動作は問題ありませんでした。
恐らく内部でショートしているのではないかと思います。
このスイッチだけ電子工作で交換できれば直るかもしれません。ただしその修理はまだ確立されていないし、部品も特定できていない為、修理するとなるとメーターを換えるしかない。
メーターは30000円弱します。
そして走行距離も0kmに戻ってしまいます。
もしサンバーに乗っていて、このトラブルに遭ってしまったらどうするか?
トリップメーターのノブをカチカチやって直るか?走行中の振動で奇跡的に復旧するか?そのどちらかで直らない限り、乗り降りする時はバッテリーのマイナスを外しておくしかありません。
サンバーのバッテリーマイナスは外しやすいので、それでもやむを得ないかもしれませんね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。