スバル サンバー
型式 LE-TT2
19年式
車検整備で預かりましたが、
ドアを閉めているにも関わらず、半ドア警告音がピーピー鳴っていた。
通常、ドアというもは開閉時に機械的にスイッチを押して
半ドアかどうかを検知しています。このTT2もドアを開けたところに
カーテシスイッチ 通称ドアスイッチがついている。
それをドアで押したり離したりするだけのこと。
このとおり、カーテシスイッチ(ドアスイッチ)は破損していました。
これではドアを開けたときのルームランプも点きっ放しになってしまうし
不具合があるというとことでドアスイッチを交換することにした。
普通車の方が交換は簡単だった。
このサンバーTT2のドアスイッチの交換はシートベルトを外す必要が出てきます。
まずは運転席のシートを倒して
シートベルトが出ている部分のカバーを外します。爪ではまっているだけなので
手で簡単に引っぺがせる。
赤い丸の部分がカーテシスイッチ(ドアスイッチ)の配線部になります。
配線をたどっていくと、シートのちょうど真ん中のあたりで、ボディにガムテープ止めされています。
配線を引っ張るとカプラーが出てきます。
スイッチは外から中へ配線を入れてつめでロックする取り付けです。
交換するときは、シートベルトを外して中のドアスイッチのつめを解除して車体の外へ
配線とカプラーを引っこ抜くという手順になります。
なので黄色い丸の14mmのネジを外してシートベルトを外さないといけない。
ここのネジはネジロックが塗布されています。組みつけの際にはネジロックを再塗布して規定トルクで締める必要があります。
シートベルトは外すと自動的に巻かれてしまう。
そして伸ばそうとすると、角度によってはロックがかかってなかなか伸ばせなくなります。
なので、14mmのネジを外す前に、出来るだけシートベルトを伸ばしておいて、
ロール部の出口を洗濯ばさみなどでとめて、巻き込みさせないようにしておくと
後で取り付けるのが楽になります。
これを外から中へ引き込みます。
あとは配線をもどして、シートベルトを元に戻して終了となります。
一応動作を確認しておいてくださいね。ルームランプをドアモードにしてきちんとスイッチを
手で押したら消えるかどうか?ドアを閉めたら半ドア警告音が消えるかどうか(キーをつけたままの状態で)
もしかしたらドアをぶつけていて、スイッチ部を強く押しているなどの可能性もあるので
確認をしてください
てなわけで、サンバーTT2のカーテシスイッチ、通称ドアスイッチの交換でした。
大体、スイッチのゴムをめくると10mmのネジがついていて、それを取って
引っこ抜けば普通車はもっと簡単に交換できるものが多いです。ご参考までに。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。