サンバーです。クラッチが切れなくなったということで入庫してきました。
症状を確認すると、確かにクラッチはつなげられない。
なんだか踏力が軽いような気がして、ワイヤーが切れかかっているのかと思ったけれど
ワイヤーは正常だった。
ニュートラルのままエンジンをかけていると異音が認められたので
お客さんの了解を得て、ミッションを降ろすことに
サンバー。クラッチが切れない。
バンパーを外してマフラーを降ろして
果たしてなんでクラッチが切れなくなってしまっているのか
ミッションを開けたらビックリ仰天。なんじゃこのレリーズベアリングは?
クラッチのほうはあまり損傷がないけれど
これは衝撃画像だ
レリーズベアリングがバラバラになっている。こんなの整備士をして初めて見た。
ミッションのほうにも若干の引っかき傷みたいなものがついてしまっている
外したクラッチ
新品に交換。
レリーズベアリングも新品にして、レリーズレバーで問題なく動くことを確認して組み付けました。
おそらく半クラッチを変な状態でずっとつかっていたのだろう。
このまま無理に使っていればもっと大問題になっていたでしょうね。
サンバーのレリーズベアリングバラバラ事件でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
自分の車も、年式は違えども同じサンバー!
レリーズベアリングって、こんな状態になる事もあるんですねぇ…。
まっ、このサンバーの場合は、部品の不良でなければ、相当荒いクラッチのミートを繰り返す運転をしてたんでしょうねぇ!!
クラッチの切れない車は、今まで乗った事はないですけど、今後も体験したくはないですねぇ…。
ここまで極端なレリーズベアリングは初めて見ました