最近のエンジンオイル交換について情報を簡単にまとめてみた

車のメンテナンスで一番初歩の部類に入るエンジンオイルの交換。このエンジンオイル交換が、最近いろいろと細くなってきています。ちょっとこのあたりで注意点などをまとめてみます。

オイルはグレードと粘度が合っていればなんでもOK

エンジンオイル選びですが、基本的に考え方は昔と変わっていません。取り扱い説明書をみて、オイルのグレードと粘度さえ合っていれば社外品を入れても大丈夫です。

グレードはSNなどアルファベット2つで表されています。SJ・SL・SM・SN。現在発売されている規格はSNが最高グレードです。

粘度は0W-20、5W-30といった表記のもの。ほとんどのエンジンに共通して言えるのはある程度の種類使っても問題ないようになっています。5W-30でもOKだし、低燃費を追求するなら0W-20という具合です。

このあたりは取り扱い説明書に記載があるので確認してください。

オイル交換の時期はロングライフ化されてきている

昔はオイル交換といえば、3000kmごとに交換せよという風潮がありました。今はエンジンオイルはロングライフ化されてきています。

ターボモデルはやはり早い時期での交換を推奨されています。ですがシビアコンディションでなければ5000kmまたは6ヶ月が交換の目安になります。

説明書によると、15000kmまたは1年とされている車種が多いです。これはNAエンジンですけどね。ターボ以外であれば昔ほど頻繁にオイルを交換しなくても大丈夫になってきています。

車種別オイル交換・交換費用は?

こちらに詳しくまとめてあるので、読んでみてください。

オイル交換後リセットをしないといけない車種がある

オイル交換をした後に、車にリセットをかけないといけない車種があります。有名なところではマツダのディーゼルエンジン。

スカイアクティブDを積むタイプ。

スカイアクティブDのオイルデータリセット方法

メーターのノブを使ってリセットすることができますが、距離を超えてしまうとヒューズボックスで短絡させたあと複雑な操作をしないとリセットができなくなります。

そのほかにもスズキ車もオイル交換の表示灯がリセットをしないと点灯します。ホンダなんかも工具マークがついたりする。

なので、オイル交換の表示灯などを兼ね備えている車は交換後にリセットをしてあげないといけません。

こちらも説明書を読んで操作する必要があります。

ディーゼルエンジンは量を厳守

コモンレールディーゼルと呼ばれる排気ガスが綺麗になったディーゼルエンジン。こちらはエンジンオイルの中に燃料が希釈される性質をもっています。なので、オイルの量が少しずつ増えてくる。

ただオイルの量が増えるということは燃料が少しずつオイルに混ざってる証拠なので、オイルとしての機能が果たせなくなってしまう。

これを防ぐために、コモンレールディーゼルはオイルレベルゲージに2つ印があるのが多い。L-Fといった通常のメモリとそれを超えてx印があるもの。これはFULLまで入れてあったオイルがx印まで増えていたら、オイルがかなり希釈されてるので交換してください。という目安です。

これをきちんと判別するためにオイルの量は厳守しないといけません。入れすぎは絶対ダメ。

純正オイルに粘度表記がないものもある

ホンダの低燃費オイルなどは、オイルに粘度表記がないものがあります。

一体このオイルはどの程度の粘度なのか・・・?

これは、0W-20という粘度よりもさらに低粘度のものになっています。トヨタにも0W-16という粘度もあります。

低燃費オイルというと、0W-20というものが代表的でしたが各自動車メーカーはそれを上回低粘度オイルを開発して使っています。

こういった粘度表記のない超低粘度オイルは専用の車以外使ってはいけません。間違えて使うとエンジンに深刻なダメージが及ぶ可能性もあります。

内容をまとめると

・オイル交換は粘度とグレードが合ってれば社外品でもOK

・オイル交換自体はロングライフ化されてるが、ターボ車は早めの交換を

・オイル交換後にリセットをしないといけない車がある

・コモンレールディーゼルエンジンはオイルの量を厳守すること

・純正オイルには粘度表記のない超低燃費オイルがあるが、専用車種にしか使えない

少しずつオイル交換も複雑になってきています。

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