ちょっとこれはダメだろうと思いまして、
パトカー2台、車検と自賠責保険切れたまま4000km走行…「故意性なし」で立件せず : 読売新聞オンライン https://t.co/Ebsf7g3m7D
これは流石におかしいでしょ、、
今度から車検切れた車を警察が発見しても故意性なしとしなきゃ不公平だっていわれるよ?…— チームMHO 自動車整備士 (@teammho) February 16, 2025
伊万里署のパトカー1台。鹿島署の警ら用のパトカー1台。これら2台について、2024年12月14日で車検と自賠責保険の有効期限を迎えたにもかかわらず、更新することなく運行していたと。
実に1ヶ月以上で、4000km弱走行していたわけですね。
車検切れの車を運転した場合は、道路運送車両法違反取り、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、 違反点数6点の加算、30日間の免許停止となります。
だけどこの件について、佐賀県警は立件しなかったと。故意性がなかったからということを理由に挙げています。
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この件のように、不特定多数で乗る車。例えば会社の車や、役所の車などって、車検切れを起こしやすい。
なんでかっていうと、管理する人が異動したりすると、うまく引き継げない場合があります。
そして自分の車じゃないので、まさか車検が切れてるなどと思わないから。
警察を擁護するわけじゃないけど、例えばあなたがレンタカーや、整備業車から代車を借りたとします。その車に乗り込むとき、車検のステッカーとか確認します?
まさか切れてるなんて思わないでしょ?このまさか切れているとは思わなかった。というのが佐賀県警の本音なんだと思います。これはどこの団体でも割とあり得る事例。
ただ、これを立件しないってなるとちょっと話が変わってくると思います。これはよくないと思います。
なんでかというと、警察がそういう事例を作ってしまうと、今後同じ違反をした市民や県民、国民のみなさんから、故意性がないから見逃せ!と言われてしまいます。
そうしないと不公平ですから。法律違反を取り締まる側が、これをやってしまうと、後が困るからダメだと僕は思います。
多分立件できない理由って、いろいろあるんでしょうけど、たくさんの人間が乗ってますからね。おそらく、運行日誌にはAさんからZさんくらいまで、その車に乗ってるかもしれない。
乗った人間全員を取り締まるのか?ってなるのも難しい。では管理していた部署の責任者を立件するのか?というと、そもそも車を使用する人間の運行前点検はどうした?という話にも飛躍しがちだし、どうしよう・・・って。
ダメダメなのが、佐賀県警で2つの警察署からまったく同じ違反が出たわけでしょ?もう管理がずさんすぎると言われてもしょうがない・・。
もう立件しなかったわけなので、今後の対応として、警察は車検切れや自賠責切れの車を発見した場合、1ヶ月と4000km以上走行していない限りは捕まえちゃダメだよね。ということになってしまいます。
で、そういう車が事故を起こしたら、なんの保障もないので被害者が泣き寝入りという悲惨な結果になるので、佐賀県警の対応は間違っていると言わざるをえないですね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。