先日ですが、ノーマルタイヤへ履き替えをしました。
タイヤ交換時って、足回りをざっと点検するチャンスです。各ブーツの状態はどうなのかとか、ブレーキの残量はどうなのか?とか。
はじめはフロントの右を交換して、パッドの残量がまだ4mm位は目視であったので、まだいいかなと。
続いてフロント左のタイヤを外してみると、何とこちらのインナー側のブレーキパッドが2.5mmくらいまで減ってるではありませんか!これはおそらく冬を越せるかわからないなと思って、交換することにしました。
インナーのブレーキパッドが減っています。
ダイハツのこの手のブレーキパッドはキャリパーを分解しないで交換が可能です。
しかしピンを使って固定しているので、コツが必要です。
というわけで、アトレーワゴンのブレーキパッド交換です。
まずはブレーキフルードのタンクから少しスポイトでフルードを吸っておきましょう。ピストンを戻した時にオーバーフローするかもしれないからです。
最初に左側の針金ピンを外します。
左側のピンを外したら上下に刺さっているスライドピンを引き抜きます。下のピンを抜くと右側の針金ピンも外れます。
上のスライドピンも外す。これでブレーキパッドを固定しているものはないので、パッドをキャリパーから引き抜きます。
実際にパッドを外してみるともうちょっと残量が残っていたけど、まあいいでしょう。
パッドを外したら、ブレーキキャリパーが左右へスムーズにスライドするかを点検。ちゃんと動けば今度はピストンをウォーターポンププライヤーなどで縮めます。
大き目のウォーターポンププライヤーで挟み込んでピストンを戻す。ブレーキフルードがタンク側へ戻ります。
シムなどを新しいブレーキパッドへ移植!パッドグリスを塗布。
新しいブレーキパッドを装着します。
パッドを装着したら、ピンを差し込んでいきます。
順序良くやること。上のピン。右の針金下のピン左の針金の順番です。
これで終わりです。
ブレーキパッドを交換したら最初にあたりが出るまでは効きが悪いので、ゆっくり走るようにしてください。
昔、パッドを交換した直後にいきなりフルブレーキしたらパッドが飛んで行った事件が2つ僕は知っています。
アトレーワゴンのブレーキパッド交換でした。
今回は日立のパッドを装着してみました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。