本日は、マツダRX-8
SE3Pのフロントブレーキパッド交換をお伝えします。
フロントブレーキパッド交換
パッドを交換する前にブレーキフルードのタンクを見ておきましょう。
もし、途中で一度注ぎ足しをされている場合は、パッドが減っていてもタンクのフルードはMAXに近い状態にある。
少しスポイトか何かで抜いておいたほうがいいかもしれません。
じゃないとピストンを戻したときにあふれる可能性があります。
14mmのネジを回してもからまわりする場合は
内側の17mmのキャリパースライドピンの押さえの6角部分を17mmのスパナで抑えた状態で
ネジを回してみましょう。今度は回るはず。
そしたら古いブレーキパッドをマイナスドライバーかなにかでこじってはずします。
古いパッドからなき止めのシムをはずします。それとフロントの右側の内側のパッドには
インジケーターの金具もついています。これも新しいパッドに移植します。
こんな感じで、パッドとシムの間にブレーキのグリス。そしてシムがキャリパーに触れる部分にも
専用のブレーキグリスを塗布します。
このインジケーターの金具も移植するのを忘れないように。フロントの右側の内側のパッドです。
ちなみにキャリパーをかぶせる前に、スライドピンのしゅうどうを確認しておきましょう。
この下のネジを取り付ける部分のキャリパースライドピン。
コレが伸びたり縮んだりすることを確認してください。
もしこれが動かないと、パッドが片減してしまいますので、動かないときは
スライドピンを抜いてグリスを与えてきちんと動くようにしてからくみつけないといけません。
ちなみにこのスライドピンはキャリパーの上の部分もそう。キャリパーが左右にスライドすることを
確認しておいてください。
そうしたら、ピストンを戻します。でかいウォーターポンププライヤーなどで挟み込んでやると
徐々にピストンが奥に戻っていきます。ピストンが完全にもどった状態でないと
キャリパーがはまりません。
キャリパーがかぶさったら、下の14mmの固定ネジをはめます。これでパッド自体の交換作業は終わり。
左右交換したら、ブレーキペダルを踏んでください。ペダルが奥まで踏みぬけてしまいます。
何度かペダルを踏んでいると、きちんとしたふみしろになります。これで戻したピストンが、今度はパッドの手前まで
でてきたということです。
最後にブレーキフルードの量をMAXまで補充して終わり。
ブレーキパッドを交換したあとは、ローターとの当たりがつくまでききが非常に甘くなります。
最初からフルブレーキングをするのではなく、ゆっくりとききが正常になるまであたりを出してから
通常走行をするように心がけてくださいね。
というわけでRX-8
SE3Pのフロントブレーキパッド交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。