RX-7というと、今有名なのは名探偵コナンに出てくる安室さんの愛車!という人も多いかと思います。
僕は、このRX-7のFD3Sが大好きで、今のところこの車以上に好きになれる車は出てきていません。それは、デザインがまず第1。そしてそのパワーユニットにロータリーエンジンが使われているというところが2番目に好きです。
この時代のスポーツカーといえば、日産ではスカイラインとか、トヨタではスープラなどが代表的です。
しかしこのRX-7という車は非常にスパルタンな車なんです。スカイラインって、ローレルとシャシを共通でした。
自動車メーカーとしては、なるべく使いまわせるパーツやプラットフォームがあった方が、コストを下げられますよね?
RX-7という車は、そのほとんどが専用設計です。エンジンもこの車のためだけにロータリーエンジンを用意して搭載されています。
唯一ボンゴフレンディと同じ灰皿を使っていたことは愛嬌ですけど。
そんなRX-7、FD3SにはⅠ型からⅥ型まで年式によって存在します。
僕が乗っていたのもⅠ型のFD3Sでした。
この車は非常にピーキーな性格を持っていて、ハンドリングがシャープ過ぎました。セッテイングがオーバーステアにセットされており、僕も何度かスピンした経験があります。
気づいた時はカウンターが間に合わず回っている。
このⅠ型のFD3Sには、ボンネット裏にこのようなコステッカーが貼ってあります。
そして、現在マツダのHPではこのように記載がされています。
出典 マツダHP
これを見ると、Ⅰ型のステッカーのオイル交換時期と、マツダHPに書いてあるノーマルコンディションではオイル交換の時期が違います。
では、Ⅵ型のFD3Sはどうなっているか?
Ⅵ型の取扱説明書です。
これをみるとエンジンオイルの交換は、5000kmまたは6ヶ月がノーマルコンディション。
シビアコンディションになると2500kmまたは3ヶ月と書いてあります。
軽自動車ターボと同じくらいシビアだということがあわかります。
ミッションオイルはなぜか無交換指定。
ATFの場合はシビアコンディションのみ60000km。
デフオイルは100000万キロ、シビアコンディションで60000km。
こうやって見ると、まあまあアバウトな事がわかりますね。
ちなみにⅥ型のボンネットにはステッカーなどは貼ってありません。
多分今FD3Sを欲しいなって思ってる人は、それこそ名探偵コナンの影響を受けてる人もいるかもしれません。
維持はどうなのかというと、やっぱりそこそこにお金がかかります。
特に自動車保険などは、かなり高額です。当時僕は年間で20万円くらいしました。車両保険なしです。
年齢を重ねると、何歳以上といった条件をつけられるのでもう少し安くなります。とはいえ、普通の車の感覚でいうと非常に高額です。
今となればさらに希少車ですから。
車検代も、最終型でさえ13年超になりつつあるので、何もしなくても10万円は超えてくるのではないかなと。
ユーザー車検なら安いですけど。そこに不調などが出てきたら、それらを修理する費用もかかります。年式が古くなるとどうしてもいろいろと出てきますからね
燃料はハイオク指定です。燃費は僕が乗っていたⅠ型だとリッター4km台でした。毎回満タン計測で測っていましたが、リッター5kmのラインに乗った事がありません。
かなり峠道を走り回っていたので、悪かったんでしょうね。とはいえリッター5km前後くらいだと思っていた方がいいと思います。
その後に乗ったFC3Sはリッター6kmくらい走りましたけど。
あとはオイルやプラグ代など。
特にロータリーエンジンって、プラグはレシプロエンジンの3倍酷使します。交換時期が早い。
最低でも1万キロごとには交換した方がいいです。そしてプラグ代が高い。純正プラグは1本2500円くらいします。これが4つ使われています。
ロータリーのプラグ交換はやりにくいので、工賃もそこそこ掛かると思います。お店で頼んだら部品代工賃で2万円くらいかかるかもしれません。
DIYだとやりにくいので注意です。
今RX-7を買ったとして、維持できるかどうかは置いておいて、マツダは絶盤パーツの復刻をし始めています。
メーカーとしてはRX-7という車を長く残そう!という意識の現れなので、そのあたりは心強いですよね。
年数たってくるとどうしても部品が廃盤になって、修理できずに手放すというパターンになりますから。
スカイラインGT-Rもいいですけど、RX-7もいいですよ!
クランキングの音がクセになります。ぜひ一度ロータリーエンジンを体感してみてください。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。