ダイハツのロッキーハイブリッドとトヨタのライズハイブリッド。
ポール側面衝突で不正があり、販売を停止したというニュースが先週流れました。
うちのお客さんでも、すでに納車済みとなったものに関して問い合わせがありました。
一部報道では、安全性に問題なしとされています。
日刊自動車新聞の記事では
ダイハツ工業は5月19日、「ロッキー」とトヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「ライズ」のハイブリッド車(HV)で、ポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続きで不正行為が判明したと発表した。対象台数は2021年11月以降に販売した計7万8440台。同日付けで出荷・販売を停止した。詳細は調査中だが、同社は「安全性には問題ない」としている。
台車に乗せた車両を、電柱などを模擬したポールに衝突させて、乗員の安全性や燃料漏れなどを確認する試験で不正を行った。運転席と助手席側に一度ずつ衝突させ、そのデータをそれぞれ提出する必要があるが、運転席側のデータとして助手席側と同じデータを提出していた。奥平総一郎社長は「社内で検査した結果では閾値に対して余裕のある数字だった」と安全性には問題ないと説明した。
日刊自動車新聞より引用
この記事によると、奥平社長は
「社内で検査した結果では閾値に対して余裕のある数字だった」と安全性には問題ないと説明したと書いてあります。
この記事を読んで、ダイハツという企業に対して印象が一気に変わりましたね。
人命に直結するテストを省略して問題ない。と主張できるのかと。
このロッキーHVはまさにその中の1台です。
ダイハツディーラーに聞いたところ、水曜日頃に運転席側のポール衝突試験を行うようで、その結果を受けての対応になると。
現在販売済みとなった車両がリコールになるのかどうかは、このテスト次第と言ってました。
せっかくお手頃でいい車を作る技術があるのに、どうしてこういうことをしてしまうのか・・。
安全性っていうのは、何かの部品が不備でのちにリコールすればいいというものでもないと思うんですけど。
試験結果を閾値を上回っていたからと言って、よりによって運転席側を省略する意味がまったく理解できません。
社長が安全性に問題ないと言ってるので、大丈夫なんでしょうけど。もし試験結果が思わぬ方向へ転がったりしたら、ダイハツ一気に窮地に立たされると思います。
ディーラーは頑張ってるので、メーカーは不正なんかしないでちゃんとやってほしいですね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。