レンタカーを出してるお客さん、代車を出してるお客さん、それぞれからぶつけてしまったという相談を受けた

偶然は重なるもので、修理代車としてレンタカーを出しているお客さん。同様に修理代車として、工場代車を出しているお客さん。当然別々の方なんですが、同じ日に揃って

「ぶつけてしまいました・・・」

という相談を受けました。レンタカーと、工場代車をぶつけてしまったらその責任はどうなるのか?ちょっと書いてみます。

今回のケースは両方とも自損事故です。相手はいなくて車を痛めてしまったということ。

代車やレンタカーもぶつけられたままだとちょっとまずいので、貸与期間が終わったら修理に出さないといけません。その修理費をどうするか?

レンタカーをぶつけてしまったケース

レンタカーをぶつけてしまったらどうするか?レンタカーを貸してもらう時に説明があると思います。借りる時に免責オプションに入っているかどうかがポイントになります。

全てのレンタカー会社がそうとはいい切れませんが、レンタカーには通常車両保険が入っています。もしぶつけてしまったらその免責部分を支払えばOK。

例えばバンパーを破損して10万円修理代がかかるとします。免責が5万円ならば、5万円だけ払えばいい。バンパーからラジエターまで壊して20万円かかったとしても、免責分の5万円のみ払えば車は直ります。

この免責部分を保証するオプション金額を、レンタカーを借りる時に払っておけば免責すら払わなくてOKになります。おおよそレンタル金額上乗せ1000円程度。

もし慣れない車でぶつけるかも・・という不安があれば、レンタカーを借りる時にこのオプション金額を払っておけば安心。

これは車の修復だけに限った話です。この他にノンオペレーションチャージというものがあります。車を板金修理している間って、例えば2週間くらいかかったとします。

この間本来稼働しているはずのレンタカーが動かせられない。つまり営業保証をしないといけない。これが2万円くらいの相場です。車を修理している時に、レンタカー会社が被っている被害を2万円払って許してもらうということ。

レンタカー会社にはこのNOC分のオプション支払いも設定しているところもあります。心配ならこの部分に関しても払っておけば、ぶつけたとしても大丈夫です。

当然のことながら無免許だったり酒気帯びでぶつけてしまったら、そもそもが保険の適用外となるので全額負担しないといけません。

自分でレンタカーを借りる時ではなくて、自分の車を他人にぶつけられて修理代車として、相手の保険会社からレンタカーを手配された時。

つまり100−0事故の被害で、その代車がレンタカーだった場合はどうか?今回のお客さんはこれに該当しています。100−0被害の場合、相手のレンタカー会社が免責オプションまではレンタカー会社に払っている契約になっていました。

修理期間のNOC分の2万円だけ、お客さんに負担して貰えばいいということです。ざっと見繕ってかるく10万円はいきそうな損害だったので、負担が少なくてよかったです。

代車をぶつけた場合どうするか?

続いては工場代車をぶつけてしまった場合どうするか?

うちの工場代車は、車両保険にも加入しています。なので、やはり免責分をお客さんに負担してもらってよしとしています。

まあノンオペレーションチャージまで言い出してしまえばキリがないので、免責分のみですね。かなり古めの代車には、車両保険で賄えなくて全損になるケースもあります。

例えばドアをぶつけちゃったとなると、中古のドアを自分たちで見つけて交換するので部費代だけ請求するなどといった、ケースバイケースで処理しています。

磨いて消えるような傷ならとやかくいいませんね。

普段乗り慣れない車に乗る時って緊張しますよね。なるべく早くに修理が完了できるように心がけていますが、万が一という時もあるので参考にしてください。

レンタカー会社や車屋さんで各々内容は変わってきますけどね。

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