平成30年1月19日から開始になったスズキの車輪速センサーリコールについてです。
内容は以下
リコールNO.4154
四輪駆動車のリヤ車輪速センサーにおいて、センサーの樹脂材質が不適切なため、樹脂が吸水することがあります。そのため、センサー内部の電子部品がショートし、センサーが異常な信号を出力して、ABS警告灯が点灯して機能が停止または、速度計が作動しなくなるおそれがあります。
対策
全車両、リヤ車輪速センサーの識別番号を確認し、対策前品が装着されていた場合は対策品と交換します。
このリコールはスズキディーラー以外の販売店でも作業することができるようになりました。
まず確認するのは、リコール対象車であったとしても必ずしも不具合を起こすセンサーがつけられているわけでなはないということ。
不具合を起こす車輪速センサーの品番だったら新品に交換するようになります。
確認方法は以下よりご参考に。実際に見てみました。
車体番号でヒットしたリコール対象のラパンです。
車をリフトアップした方が確認しやすいです。
リフトアップしていれば、タイヤが付いていたとしても車輪速センサの品番を読むことは可能。
写真中央に写っているサイドブレーキワイヤーの近くを通っている細い配線がありますね?
これが車輪速センサです。場所はリヤトレーリングアームの先端部分近くです。
車輪速センサのカプラ近くですね。ここに部品の識別番号が書いてあります。
画像を見ると初めの4桁が「3148」と書いてあるのがわかります。
実はこの3148という番号の部品がリコール対象です。対策品の車輪速センサに交換する必要があります。
片側だけ3148のものが付いてる可能性もありますし、両方3148が付いてることもあります。
3148という記載がある車輪速センサは交換しないといけません。
参考までに問題のない部品には「3196」という4桁コードが記載されています。
残念ながらこのラパンは左右ともに3148の車輪速センサがついていたので両方交換になります。
センサの交換は錆びていなければ20分もあれば両方交換できます。錆びてセンサが抜けない場合が最悪です。
もしみなさんの車にも同様のリコールが出ていたら、車輪速センサの品番を確認しましょう。3148が付いていたら早めにリコールを受けてくださいね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。