トヨタより大規模なリコールが出ました。
内容をみると、なんだかみたことがある内容だなと思ったら、やっぱりです。
内容はフロント左右のロアアーム交換です。
実はこのリコール、随分前に出ていたものと同じ内容です。
リコール内容は以下の通りです。前輪緩衝装置のロアアームにおいて、ボールジョイント取付部の製造が不適切なため、亀裂が生じているものがある。そのため、凹凸路面等を繰返し走行すると亀裂が進展し、最悪の場合、ロアアームが破断し、ボールジョイントが脱落して走行安定性を損なうおそれがある。
国土交通省HPより引用
こちらが前回にアナウンスされていた内容です。
我が家のシエンタもこのロアアームリコールに該当していて、2ヶ月くらい前に作業をしてもらったんです。
うちの車にはロアアームにクラックなどがなかったようで、点検・良好として作業は完了していました。
が、今回加筆されたリコール内容は
前輪ロアアームのボールジョイント取付部において、使用環境に対する耐久性の検討が不十分なため、降雪地域で融雪剤が頻繁にかかると、腐食して亀裂が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進展し、最悪の場合、 ロアアームが破断し、ボールジョイントが脱落して走行不能となるおそれがある。
国土交通省HPより引用
と、このような内容に変更されています。
処置は全車両ロアアームを左右全数交換です。ヤリス、アクア、シエンタの3車種です。
前回リコールを受けて良好だったとしても、今回は全数交換となります。
なお部品の準備ができ次第、使用者に改めて案内し対策品に交換するようです。とりあえず前回のリコールを受けた車は、そこまで急ぐ必要はないかもしれません。
クラックが入っていた車体はすでにロアアームを交換しているだろうし、後の車両は全て目視点検をしているはずなので。
もしかしたら前回ロアアームを交換した車両も対策品になってなければ、もう一度交換をしないといけないかもしれません。
過去にそういった重複するリコールがあったとき、同じ作業をするはめになったことが何件かありますので。
新車時に防錆をしてあるので、交換してもらったらまたアームに防錆しないと・・・
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。