報道を見た瞬間、僕も血の気が引いていきました。
ダイハツからまさかの35万台規模リコールです。35万台っていうと、相当です。内容は電動パーキングブレーキです。
どんな不具合が出るのか、結果を先に書くと
サイドブレーキが解除できなくなるということです。
以下詳しく内容を見てみます。
こちらが実際のリコール対象車であるタフトに装着されている電動パーキングブレーキです。
電動パーキングブレーキを制御するコンピュータにおいて、ブレーキ解除時のプログラムが不適切なため、ブレーキケーブルの戻し量が不足する場合があります。そのため、そのままの状態で使用を繰り返すと、やがてブレーキケーブルの作動域から逸脱するため、パーキングブレーキ作動時に異常を検出して警告灯が点灯し、最悪の場合、パーキングブレーキが解除できなくなるおそれがあります。
ダイハツHPより引用
電動パーキングブレーキというのは、従来のサイドブレーキを電動化したものです。
昔の車って、停車してサイドブレーキをかける時、レバーを引いたり足でペダルを踏みこんで作動させました。
仕組みはシンプルで、レバーやペダルからワイヤーが伸びていて、それが後輪のブレーキにつながっています。
機械的にレバーなどを操作することで、後輪のブレーキをワイヤーを介してかけていた。これが従来方式。
電動パーキングブレーキはここ10年くらいから出始めた技術で、リヤブレーキにモーターがついてます。スイッチを押す事でモーターを動かして、電気の力でサイドブレーキの代わりをしてくれる。
今回不具合が出たのがここの部分です。
リコール対策は、電動パーキングブレーキの制御プログラムの書き換えとなっています。
いわゆるソフトウェア面で直るという事ですね。
この手のリコールって、部品交換が必要ないからお手軽さを感じますが、作業するのに専用診断機が必要になります。
診断機の数が少ないため、一日あたりの受け入れ台数が限られてくるので、早めに予約を取ってください。
下手な話、エンジンを切って自動でパーキングブレーキが作動したとして、次回エンジン始動した時に解除できない・・。動けない・・・。なんていう事態につながる恐れがありますから。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。