この案件、スルーして今知りました。
スズキから9月8日にリコールが出ていたようです。合計台数がわずか52台なので、国土交通省のHPには載っていません。
対象車種はスイフト、イグニス、ソリオです。
内容は以下の通りです。
エンジンのブローバイガス還元装置において、PCVバルブが不完全な状態で組み付けたものがあります。経年劣化した場合、挿入部からエンジンオイルが漏れる可能性があり、最悪の場合、排気管にエンジンオイルが滴下して火災に至るおそれがあります。
スズキHPより引用
経年劣化で、修理しないとオイルが漏れて車両火災になるとされています。
まず、PCVバルブとは何か?
PCVバルブとは、クローズドタイプのブローバイ還元装置に使われるバルブです。クランクケース内に発生するブローバイガスを吸気側に戻しています。
車種は違いますが、これがPCVバルブです。
取り付けられている場所は、ヘッドカバーだったり、エンジン本体だったりと車によって違います。
このリコール対象の車はエンジン本体に取り付けられています。
PCVバルブの多くはエンジンにOリングを介してそのままはまっているだけなんです。
もしこのバルブが折れたりするとどうなるか?
エンジンに穴が開いた状態と同じなので、走行中エンジンオイルを吹き出してしまうんです。
リコール該当車はこの取り付け位置がおかしいという事なので、抜けてしまうという事はないようですがオイルがやはり漏れてくる。
どうやらインテークマニホールドの下付近に取りついているようなので、作業時間もそこそこかかると思います。
すぐにどうなるかというわけではないので、車検などのタイミングで作業をしてもらってください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。