トヨタから2月24日付でリコールが発表になりました。
対象車種はCH-R、ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスの4車種です。
どのような内容のものか?
衝突回避支援システムにおいて、ミリ波レーダセンサのプログラムが不適切なため、当該センサの初期設定に時間が掛かり、正常に完了せず未完了状態を検出できていないものがある。そのため、前方車両を確認できず、衝突回避支援システムが作動しないおそれがある。
国土交通省HPより引用
いわゆる自動ブレーキ関連の不具合です。
トヨタマークの奥にミリ波レーダが入っている
実は多くのトヨタ車の自動ブレーキで、ミリ波レーダーのセンサはフロントのトヨタマークの奥についているのです。
ここからミリ波レーダーを前の車に飛ばして、跳ね返ってくる時間を計算して距離を演算しています。
ミリ波レーダーは遠くにも届くし、天候にも左右されにくいもので、レーザーやカメラなどと併用して自動ブレーキのセンサとして使われています。
今回はこれに不具合が見つかったようです。
対処法は、
全車両、ミリ波レーダセンサの初期設定の状態を点検し、未完了の場合はミリ波レーダセンサの初期設定を行うとされています。
初期状態の点検という事なので、診断機でリプロをするのか、エーミングをするのかといったところでしょうか?
いずれにしろ、自動ブレーキの類が効かない恐れがあるので、過信しないで早めにリコールを受けてください。
ヤリスなどもそうです。
対象台数は約43000台です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。