とうとう全容解明となりました。生産停止していたスバルのレヴォーグ他、CB18エンジン搭載車に正式リコールが出ました。
現行レヴォーグに搭載されている新開発のエンジン、CB18に不具合が発覚。その後生産停止になりました。
不具合が発覚してから1ヶ月半。ようやくリコールが発表になりました。
以下リコールの内容です。
排気ガス再循環装置(EGR)に搭載した EGR 圧力センサにおいて、排気ガスに対する耐力が不足していたため、排気ガスによる腐食からセンサ出力異常を起こし、警告灯点灯、加速不良に至ることがあり、最悪の場合、エンジンが始動できないおそれがある。
国土交通省HPより引用
対策は
全車両、EGR 圧力センサを対策品に交換し、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを書き換えとなりました。
ただし気になるのが、リコール開始日に
「準備が整い次第」
となっている点です。今回リコールの台数はレヴォーグ、フォレスター、レガシィで52838台です。対策部品の供給が間に合ってないのでしょうね。
写真中央の部品がEGRです。エキゾースト・ガス・リサキュレーションの頭文字をとってEGRです。
排気ガスをエンジンのインテークへ戻して、燃焼温度を下げNOXを低減させる装置です。
問題の圧力センサはエアコンコンプレッサの下についています。
最近EGRの不具合って増えてきているんです。プリウスなどでも煤が溜まって、エンジン不調になるのは有名な話。
このCB18もレギュラー指定の直噴エンジンです。多分ハイオクを入れるとなおのこと煤が溜まりやすくなって、EGRが故障しやすくなると思います。
清浄性能のあるハイオクならまだしも、昭和シェルとコストコで買えるハイオク以外は、清浄性能はありません。耐ノック性が優れているだけで燃えにくいので、ススが溜まりやすい。
この手のエンジンにはPEA配合の燃料添加剤を定期的に入れてあげないと駄目なんです。
それにしても凄いのは、リコールが出る前にEGR圧力センサの不具合であるという情報がすでに流れている点です。
これだけ情報が広まってるのに、リコールの発表が出なかったのは対策部品の目途がなかなか立たなかったからかもしれませんね。
ようやくリコールも始まるので、新車の製造も再開されていくのかな。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。