ダイハツのキャスト、最大で32万台のリコール発表!ドアロック問題

ダイハツの不正問題ですが、少しずつ状況が変わってきました。

とりあえず型式指定取り消しになったのはグランマックスシリーズのトラックです。

そして、国交相が検証して出荷可能になったのはトヨタ・プロボックス/マツダ・ファミリア バン、ダイハツ・グランマックス カーゴ/トヨタ・タウンエース バン/マツダ・ボンゴ バン。

いわゆる商用車からのスタートですね。この辺の車は企業で使っていて、他メーカーも被害が大きい車種です。プロボックスやタウンエースが出荷停止になると、困る会社ってかなり多いと思います。

これらは問題ないとお墨付きがでたので、安心して使っていいかなと。

問題はキャストです。

これは、内部を調査して新たに問題が発覚しました。

キャストとトヨタへのOEMであるピクシスジョイはドアロック解錠中に側面衝突した際、衝撃を受けてドアロックがかかり、解錠できない可能性があります。内容が法規に適合していない。

これが2015年生産モデルからだと最大で32万台規模になります。

そして発表されたリコールは以下の通り。運転者席ドアにおいて、側面衝突時のドアロックの作動に関する検証が不十分であったため、 衝突時にパワードアロックが作動することがある。そのため、衝突時に全てのドアが施錠され、 乗員の救出に時間を要するおそれがある。

国土交通省HPより引用

対策は

全車両、運転者席のドアロックを対策品と交換するとともに取扱説明書に記載のあるキーの操作方法を修正する。なお、対策品の供給に時間を要することから、ご希望されるお客様にはドアロッ ク操作にキーが使用できずリモコン操作のみに制限されるが、衝突時に施錠されない暫定措置を行い、部品の準備が整い次第、改めて案内し対策品に交換する。

国土交通省HPより引用

基本コンポーネンツはムーヴもイースもタントもほぼ変わらずなのに、なぜキャストだけなのかが不思議ですね。

部品の供給が間に合ってないので、32万台の改修が終わるのは長そうですね。

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