今スズキ車で幅広く出ているサービスキャンペーンの中に、パワーウインドウスイッチを交換するものがあります。
スズキのリコールに多いのが、該当部品を確認して、不良ロットだったら対策品に交換するというもの。これって、現場の整備士から見ると、二度手間なんですよね。
ディーラーであれば、部品のストックがあるだろうから、不良と判断したあとすぐに交換作業に移ることができます。
しかし、町工場だと部品を点検して不良品だったら、そこから部品を取り寄せるというパターンに陥ります。
このパワーウインドウスイッチもそうです。
何はともあれキャリィのサービスキャンペーンをやってみました。
DA16Tキャリィの作業は非常に簡単です。まずはバッテリーのマイナスを外す。
パワーウインドウスイッチは内張をはがさなくても、スイッチだけで外すことできます。
スイッチは後ろ側からこじると上へ外れます。
ここで確認するのが、製品の刻印。キャリィの場合〇印がついてるかどうか?
付いてなければ不良部品なので交換必要です。
対策品には〇印がついています。
こちらに付け替えます。
取り付けた後、パワーウインドウの再設定を行う事。
これだけで済みます。
今回のサービスキャンペーンは、挟み込み防止装置が勝手に働いていしまうという不具合です。
分解をしてみましたが、目視で悪いところは一切ありません。
この基盤に組み込まれてるプログラムの不良ということなんですね。
部品さえあれば10分もかからない作業です。
そんなに急を要する作業でもないので、車検や点検時に一緒に頼んでもいいかなと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。