ランドクルーザープラド
RZJ95
12年式
フロントブレーキパッドを交換したのでレポートします
まずはこのランクルのフロントブレーキパッドは対抗4ポッドのキャリパーであるということ。
手順はあまり変わりません。最初にブレーキオイルのリザーバータンクからブレーキオイルをスポイトで少し吸い取っておきましょう。
対抗4ポッドのキャリパーなので、ピンでブレーキパッドが固定されています
続いてブレーキパッドを通している上下のピンを抜く。まずは下。
固着しているとなかなか抜けないので、内側から叩いて先っぽがでたら、プライヤーで回しながら抜いて来ると
抜きやすい
下のピンを抜くと、ブレーキパッドを押さえているプレートが外せます
プレートを外したら、上のピンも抜く。これでブレーキパッドはフリーになる
古いブレーキパッドをキャリパーから引っこ抜く。プライヤーなどで上を引っ張ったり下を引っ張ったりと
やっていくうちに抜けてきます
これでキャリパーからパッドが抜けました。ピストンが向かい合って4つあるので対抗4ポッドといいます
新しいパッドにシムなどを移植する。ちなみに外側と内側のパッドは形が違うので外したときに忘れないようにしましょう
つづいてピストンをもどします
交換した古いブレーキパッドを使って、図のようにプライヤーの間に挟みこみ
2つのピストンを一緒に縮めます。
片側のピストンが両方戻っている図。この状態でとりあえず片方の新しいパッドを入れる
これで右側のピストンは新しいパッドに押さえ込まれている状態になります
このままだとパッドが落ちてしまうので、ピンを途中まで通しておいて、パッドが落ちないようにしておく。
この状態で左側の2つのピストンも同様に戻す
両方ブレーキパッドが入ったら、プレートをセットして、上下のピンを入れる
上下のピンに針金を通したら、最後にキャリパーの真ん中の穴に針金の曲がった部分を入れる
反対側のブレーキパッドも交換したら、ブレーキペダルをポンピングしてふみしろを出します。
踏みしろが出たら、ブレーキオイルのリザーブタンクをMAXまでフルードを入れる。
そして後はゆっくりあたりを付けていけばOKです。
ランクルのブレーキパッド交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。