ラジエターとエンジンをつないでいるホースがラジエターホースです。ラジエターホースはクーラントが通っています。
ラジエターホースに求められる性能は過酷そのものです。クーラントは真冬は0度を下回り、完全暖気すれば水温が100度を超えることもあります。
さらにはラジエターには圧力がかけられて沸点があがってる。つまり、かなりの温度変化と圧力変化に対応できないとダメ。
ラジエターホースの交換時期はどのくらいをめどにすればいいか?
ラジエターホースも品質がかなり上がってきました。以前はいきなり破けてエンジンルームから黙々と煙をあげる車を見かけたものですが、最近のホースが破裂したという事例はほとんどなくなってきています。
それでも、昔の車で一度も交換されていないと、ゴムが硬化してバリバリになっています。そんなホースは手で触るとわかります。ちょっと握ってみると、バリバリといった感触をするものがある。
こういうのはもう破裂寸前です。ゴム製品は熱と時間で劣化します。それらを踏まえてあえて交換時期を考える。
ラジエターホースの交換時期は15年15万キロ。もしくはラジエターが漏れた時は一緒に交換。こんなところでしょうか?
ラジエターホースの交換費用はどのくらいかかるか?
ホースの部品代は1本あたり1000円〜5000円程度が多いです。これがロアホースとアッパーホースの2つ使っています。ただ車によってはかなり交換しにくい車種もあります。キャブオーバーの車は交換がしにくいです。
ラジエターホースの交換費用は、1万円〜3万円程度になってきます。
ラジエターホースと一緒に交換がおすすめなのはサーモスタットです。サーモスタットの多くはラジエターアッパーホースからエンジンに戻る部分に取り付いていることが多い。車によってはロアホース側についてる場合もありますけど。
ラジエターホースを交換するということは、クーラントをある程度抜くということになります。それであれば、サーモスタットも一緒に交換してしまうのが二度手間にならなくていいんじゃないかなと。
サーモスタットもラジエターホースと同じくらいのスパンで交換すれば大丈夫ですからね。先に不具合を起こした場合は別ですけど。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。