4月から開始される2ヶ月前車検に希望を感じる!来年度の整備業界を予想

しばらく更新をすっ飛ばしてしまいました。こんなに忙しかったのって人生で初めてだった。

人間に対する仕事量の釣り合いが全く取れてなく、みんな命を削りながら3月を乗り切りました。同じ職場で働いている同僚スタッフには、尊敬と感謝しかありません。

そもそも何でこんなに忙しいのか?

3月っていうのは、車業界で一番忙しい月になります。なぜかというと、3月に登録された車が非常に多いから。

3月に登録される車が多い理由は2つ。1つは新社会人になる人が、車が必要になる。そのため、4月が来る前に車を買うということ。

もう1つは3月が決算になるため、各メーカー1台でも多く車を売りたい。そのために、値引きなどの条件が良くなるから。

登録される車が多いということは、車検時期の車が多いということになります。

車検っていうのは基本的に切れると車に乗れなくなるため、必ず継続していかないといけない。

3月って異様に車検台数が多いのに加えて、雪国だとスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ履き替える人が増えてきます。

そのため、一般整備の量も膨大になっていく。

僕の職場では現場で整備をする整備士は4人。僕と所属長も整備士として登録されてますが、たった4人の整備士が現場でフルに整備をして乗り切らないといけなかった。

1日あたりの入庫量が軒並み30台を超えて、車検が毎日10台。定期点検も7、8台。

タイヤ交換などの一般整備が10台オーバー。

その日に返さないといけない車から手をつけて、車検をスタートさせるのは夕方から。あらかじめ部品屋さんに入庫してくる車の消耗パーツだけは用意してもらっておく。

足りないパーツはそこからオーダーして、夜に整備を終えて夜中に全ての車を完成検査していく。

翌日に仕事を残すとマイナススタートになるので。

朝8時から23時ちょいまで。ずっとこんな感じでした。

途中インフルエンザで離脱したりしてしまいましたが、同僚は一人も休まずにずっと完結。もう凄いなと。

4月からは2ヶ月前車検が解禁になります。つまり人生で一番のピークだったのはこの3月であったなと。

翌年の3月には、膨大な車検台数を可能な限り1月に作業させてもらう予定です。

すると、忙しい月とそうでない月の仕事量が平準化されるので、もう少し楽になるんじゃないかなって。

うちの会社でいうと、退職される先輩たちがたくさんいますが、入ってくる整備士は0。メインは就職氷河期世代です。

就職氷河期世代って、今の時代にはそぐわないけど、ガッツは異様にあります。根性は負けません。

バブリーな先輩や、手が出る足が出る上司から鍛えられてます。24時間働けますかのCMって、まったく違和感感じなかったので。そんな時代を駆け抜けてきました。

何せ就職できているだけでありがたかったし、今の同世代で非正規雇用で働かされている人だって山ほどいます。

下の世代は入っても続かず、何人が辞めていったか。僕は後輩として入ってきた人間は全員辞めてしまいましたからね。

今年の3月はすごくきつかった。もうそれしか言えない。ありがとうございました。

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