FRと4WDですが、草がボーボーに生えている場所を走行する時は注意が必要です。
FFはなんで大丈夫なのかというと、プロペラシャフトがないため。
まずはこちらをご覧ください
特に草というわけではないんですけど、プロペラシャフトに絡みついてるのがわかります。
ちょっと問題なのはこのビニール紐が絡んでいる場所。
ここはプロペラシャフトとデフの付け根にあたります。フランジのカバーで保護されているけれど結構な確率で内部にまで絡みついてしまいます。
すると、デフミッドのオイルシールを傷つけてしまいデフオイルが盛大に漏れ出します。
農家で使っている軽トラックなどが、よく畑仕事から帰ってきたら焦げ臭い。工場へ入庫してくると飛び散ったデフオイルがマフラーに付着して焦げた匂いを発している。
こういうパターンが多いですね。
乗用車になると、プロペラシャフトがフロアよりさらに上にある構造が多いので、そういう車はそう簡単に絡みつきません。
どちらかというとクロカン系の4WDとかはプロペラシャフトがよく見える場所にあるので気をつけましょう。
ダートを走ったあとなどで、焦げ臭いなと感じたら点検してみてください。
デフオイルも結構な勢いで漏れ出しますので、早めに修理しないとオイルがなくなって焼きつき・ロックするという重大な故障につながることもあります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。